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冷蔵庫の寿命は昔より縮まってしまった?!

冷蔵庫は頻繁に買い替えるものではないで、普段あまり気に留めませんが、その寿命はどのくらいなのでしょうか。 一般的にはメーカー保証期間と同じ10年といわれています。それ以上になるとメーカーに部品が保管されておらず、故障しても修理ができないため「寿命は10年」といわれているのです。

「昔の冷蔵庫はもっと長く使っていた気がするのに」という方もいるかもしれません。 たしかに、一昔前の冷蔵庫の寿命は20年程度でした。ここまで短命になった原因は何なのでしょうか。その一番の原因は「冷蔵庫の性能が上がったこと」です。昔のシンプルな冷蔵庫と違い、今の冷蔵庫はさまざまな機能が備わっています。また、省エネや音の抑制にも力を入れています。そんな複雑な構造になっているがゆえ、耐久性が落ちてしまったといえます。

冷蔵庫寿命を縮めてしまう要因は2つあった

冷蔵庫の寿命が10年とはいっても、なるべく長く使いたいのが本音です。冷蔵庫の寿命に影響する2つ要因を見ていきましょう。

【寿命を縮めてしまう要因1】ドアの開閉

まずドアの開閉です。乱暴に開閉したり、開閉の頻度が高ければ高いほど、冷蔵庫の寿命を縮めているといえます。 開閉の仕方が悪ければ、ドアのゴムパッキンや磁石が破損し、きちんと閉まらなくなります。ドアがきちんと閉まらなければ冷気は逃げ、一方のコンプレッサーは庫内を冷やそうとがんばります。その結果、多くのエネルギーを消費し、コンプレッサーが故障する原因となります。

【寿命を縮めてしまう要因2】食品の詰め方

食品の詰め方も冷蔵庫の寿命に影響します。食品のつめすぎは冷却効率を下げ、その結果コンプレッサーの負担となり、冷蔵庫の劣化につながります。

冷蔵庫の使い方のポイントをおさえて冷蔵庫寿命をのばそう

毎日使う冷蔵庫ですので、使い方を注意し、冷蔵庫寿命をのばす努力をしましょう。

【冷蔵庫寿命ののばし方1】食品の収納場所を使い分けよ

現在は食品の入れ場所が決まっている冷蔵庫が多く、冷蔵室、ドアポケット、チルドルーム、野菜室など、場所によって適温に管理されます。収納場所をきちんと使い分ければ食品が効率よく冷却され、冷蔵庫への負担をかけずに済みます。

【冷蔵庫寿命ののばし方2】食品を密着させるなかれ

冷蔵庫内の壁に食品を密着させていませんか。それは冷風の噴出し口をふさいで冷却効果を落としている可能性があります。また食品どうしも密着させてしまうと冷気の通り道がなくなり、冷蔵庫の負担は上がります。冷蔵庫内の収納は7割程度にとどめ、食品どうしの間隔をあけて入れるようにしましょう。

逆に冷凍庫は、食品がたくさん詰めてあるほうがお互いに冷却しあい、冷却効率があがります。7割以上入れることを心がけ、入れるものがない場合はペットボトルに水を入れて凍らせるなど、工夫をしましょう。

【冷蔵庫寿命ののばし方3】ケアを怠るなかれ

冷蔵庫は口に入れるものをしまう場所なので常に清潔に保ちたいものです。特に吹き出し口は汚れでふさがれると冷却効果が落ちるので、こまめに清掃を行いましょう。 またゴムパッキンの劣化は一番の短命ポイントですので、劣化してきたら交換も考えましょう。ネット通販や家電量販店でも数千円で取り扱っていますので、気になったら早めに交換しましょう。