冷蔵庫の内側に記載されている「品質表示」とは?
品質表示には何が書かれているの?
冷蔵庫をはじめとした家電には、品番などが書いてあるシールが貼ってあります。これこそが、品質表示です。
品質表示は、対象の家庭用品には必ず表示しなければなりません。輸入した商品にももちろん表示します。その理由は消費者の利益を守るためです。
では、品質表示には何が書かれているのでしょうか? 品質表示に記載する内容は「表示事項」と呼ばれ、各商品ごとに記載する内容が決まっています。
例えば冷蔵庫にはどのような表示事項があるのでしょうか。
- 定格内容積
- 消費電力量
- 外形寸法
- 使用上の注意
- 表示者名
以上が冷蔵庫用品質表示の表示事項です。定格内容積や消費電力量は、他の製品と比較したり、商品を選ぶ際に使用されます。表示者名は責任の所在を明らかにする大切な情報です。
そして、表示事項にはもうひとつ決まりがあります。それは、表示者が守るべき基準「遵守事項」です。
遵守事項はこの中だと定格内容積について、「容積をリットル単位で表示すること」などが決められています。
品質表示はどのような商品についているの?
品質表示は身の回りの家庭用品全てについているわけではありません。品質表示をしなければならない商品が決まっています。平成30年4月時点では4つに分類され、93品目が指定されました。
- 繊維製品(糸・シャツ・靴下・カーテン・など) 38品目
- 合成樹脂加工品(盆・水筒・洗面器・湯たんぽなど) 8品目
- 電気機械器具(エアコンディショナー・電子レンジ・電気冷蔵庫・電気洗濯機など) 17品目
- 雑貨工業品(ティッシュペーパーおよびトイレットペーパー・障子紙・かばん・洋傘など) 30品目