冷蔵庫などの取扱説明書、どう保管する?

溜まっていく取扱説明書の保管

たまっていく取扱説明書の最新管理術

家庭にはたくさんの取扱説明書があふれ、その管理はなかなか大変な作業です。

保管は大変でも、困ったときには必ず必要になるのが取扱説明書です。
きちんと管理しておけばいざというときに困りません。その管理方法をご紹介します。

紙媒体のまま管理する

購入したときの紙の状態のまま管理する一番シンプルな方法は、ファイルにまとめることです。
管理の方法は、まずたくさんある取扱説明書を「分類して」から、「ファイルに収納する」という手順です。

1.取扱説明書を分類する

紙類の分類術では、大分類→中分類→小分類と進めていくのが鉄則です。
ひとつめの「大分類」は「取扱説明書」です。
郵便物や領収書などと一緒にせず、まずは「取扱説明書」だけを集めて、そこから「中分類」していきます。
いくつかの分類の方法がありますので、ご自身の生活にあった分類方法を選んでください。

場所で分類する

「キッチン用品」「テレビ周り」などといった具合に場所でわける方法です。一番ポピュラーでわかりやすい方法です。それぞれの場所で保管すれば、すぐに見ることができて便利です。

使用する人で分類する

「パパ」、「子供」など、使用する人ごとにわける方法。パパの趣味や子供のおもちゃが多い場合などにおすすめです。この場合、「家族の共通ファイル」も作る必要があります。

使用頻度で分類する

季節ごとの頻度で「夏家電用」「冬家電用」と分ける方法。そのときの使用頻度で分類する方法です。

中分類からさらに小分類する

中分類が済んでも数が多いものは、続けて「小分類」しましょう。キッチンであれば「冷蔵庫」「レンジ・オーブン」などという具合に細分化していきます。

2.ファイルに収納する

次に、分類した取扱説明書を適したファイルに収納します。ファイルには以下のようなものがあります。

ボックスファイル

ボックスにタグ付きのクリアフォルダーを格納して保管する方法えす。
タグに名前を明記しておけば、探しやすい上に出し入れも簡単です。この方法だと大容量に収納できます。デメリットは場所をとること。取扱説明書の数が少ないご家庭では無駄なスペースをとってしまいます。また、サイズの違う取扱説明書は扱いにくいのも難点です。

ポケットファイル

冊子状のファイルに保管する方法です。袋状になっているので、CD-ROMや付属品も一緒に格納できます。 100円ショップなどで簡単に手に入るのもよい点です。デメリットはつめこみ過ぎてしまい、重くなりやすい点です。また、タグなどをつけておかないと、簡単には探しにくいのも難点です。

取り扱い説明書専用ファイル

保証書やCD-ROMなどの付属品を一緒に保管できる形状になった、専用ファイルです。 通常のポケットファイルと違い、ポケットやマチがついており、取扱説明書の保管に適した形状になっているので便利です。デメリットは購入できるところが限られていること。また1冊の値段が1000円前後しますので、何冊も必要になる場合は、ポケットファイルに比べコストがかかります。

アプリで管理する

ここまで紙での管理方法をみてきましたが、データで管理するのもよい方法です。

取扱説明書を自分で写真撮影して、データ化する方法もありますが、膨大な数の取扱説明書を全部撮影するのはかなりの手間を要するものです。
今は、スマートフォンやタブレットからご自分の型番の取扱説明書を閲覧できる、無料アプリがでています。
これを使えばデータ化する手間が省け、大変に便利です。

このアプリは家電に限らずカメラ・カーナビ・電子楽器・ガス給湯器など「電源や電池を必要とする製品」のほぼ全ての取扱説明書が閲覧できます。アプリ内で自分の製品の型番を選ぶだけ。たとえそこに自分の型番がなくても、追加登録を依頼する機能もあります。

これがあればわざわざ取扱説明書を引っ張り出してこなくても、リモコンの電池サイズや掃除機の紙パックの型番も簡単に調べることもできます。
うっかりメモをし忘れて買い物に出ても、あわてずに済みますね。 また、カメラの取扱説明書を外出先で見たいときも、わざわざ持っていかなくていいということです。荷物がコンパクトになり、これもうれしいポイントでです。

アプリで管理すれば紙媒体は不要?

取扱説明書をスマホでいつでも呼び出せるようになれば、紙の取扱説明書は破棄してもよいように思われます。ですが、のちのち家電製品を買取に出す場合には、付属の取扱説明書がないと買取価格が下がってしまいます。買取に出す可能性があるならば、原版は保管しておくことをおすすめします。