昔ながらの引き取り手段、フリーマーケットとは

フリーマーケット

「いらなくなった冷蔵庫を人に譲りたい。」そんなときに思い浮かぶのが、業者を使った引き取りや、ネット上のオークション、またはメルカリのようなフリマサイトですが、フリーマーケットもその手段のひとつです。

フリーマーケットは実際に自分で出向いて商品を運び、お客様とフェイス トゥ フェイスで取引きするマーケットです。お客様に売りたい冷蔵庫のよさをその場でアピールできたり、他の商品とのまとめ買いをおすすめしたりと楽しいものですが、そもそも「フリーマーケット」とはどのような意味なのでしょう。その語源をご存じでしょうか。

フリーマーケットは、自由な「Freeマーケット」ではなかった!

フリーマーケットといえば売りたい冷蔵庫に自由に値段をつけたり、商品を売場で自由にレイアウトしたり、参加自体が「出店したいときだけ」と自由だったり。そんなイメージから、自由なマーケット=「Freeマーケット」だと思われている方が多いようですが、じつはその語源は「Free」ではなく、「Flea(=蚤)」マーケットだったのです。

フリーマーケットはもともとフランス語からの英訳であり、その語源は「蚤がわくような古着が売っている」ことや、「お客が蚤のようにたくさんふって沸いてくる」といった説もありますが、定かではありません。また現在のイギリスやフランスでは、虫の蚤という意味より、「汚い」「みすぼらしい」というニュアンスの方が強いようです。

日本ではあえて「free」

しかし日本フリーマーケット協会では、「誰もが気軽に参加できるように」との思いを込め、本来の「flea market」より親しみやすい「free market」をあえて英字表記に採用し、同協会の商標としています。

ただし英語圏で「free market」といえば、経済用語の「自由市場」という意味になりますので、その点はご注意ください。