悪徳なソファーの引き取り業者を見抜く、3つのポイント

ソファーと悪徳業者

悪徳なソファーの引き取り業者を見抜く、3つのポイント

使わなくなったソファーを引き取り業者に依頼する際は、悪徳な引き取り業者もいますので、注意が必要です。 そのような引き取り業者に依頼すると、不法投棄による環境破壊に手を貸していることになりかねません。依頼した側に罰が課せられることもあります。 また金銭トラブルとして、聞かされていない費用を後から請求される被害もあります。 そのような目に遭わないよう、悪徳な引き取り業者を見抜くポイントをご紹介します。

ここでご紹介するポイントにひとつでも当てはまるからといって、必ずしも悪徳な引き取り業者だと決められませんが、依頼する際のチェック項目として活用し、ご自分の身を守ってください。

ポイント1.宣伝方法があやしい

軽トラックで街中を巡回し、拡声器で「不用品回収」を呼びかけている引き取り業者には、注意が必要です。不用品回収はホームページや電話から依頼を受けてから客先に出向く方が、コストも掛からず効率的です。しかしそのような方法を選ばないということは、連絡先を公開したくない理由があるからです。つまり、違法の商売をしている可能性が高いといえます。

また、「なんでも無料回収」と宣伝している引き取り業者にも注意してください。廃棄の際にリサイクル料がかかり、引き取ったら赤字になるものまで回収しているということは、それを宣伝文句に客を呼び、不法投棄をしている可能性が否めません。

ポイント2.営業方法があやしい

一般家庭の廃棄物回収には、「一般廃棄物運搬収集運搬業許可」が必要です。この提示ができない場合は、違法な引き取り業者である可能性があります。

さらに、事業者名を名乗らないのも、特定商取引法で定められているルールに違反しています。名乗らない理由は公開したくない理由があるからで、違法である可能性が高いといえます。

また引き取り業者にホームページがあるかどうかもチェックポイントです。ホームページがないと、事業者名や連絡先が明確になりづらいからです。事前に確認してみてください。

ポイント3.料金があやしい

回収は無料と言いながら、別途リサイクル料を請求してくるようなケースがあります。 また、見積や料金設定があいまいで、最初にどのような費用がかかるかを明示しないのも、違法な引き取り業者の可能性が高いといえます。

前述のとおり「一般廃棄物運搬収集運搬業許可」がない限り、一般の不用品処理はできません。したがって回収にともなう「ゴミ処理費用」の請求もできませんので、このような請求をしてきたら注意が必要です。

さらに、はっきりした金額提示をしないまま運び出しや積み込みを行い、その後に金額を提示してくるのも、悪徳引き取り業者が使う手段です。 ソファーのような大きなものを運び出した後で、「金額に納得がいかないからキャンセルしたい」とは、なかなか言いにくいものです。また仮にキャンセルしたとしても、「ご自身でお戻しください」と言われたら、大きな家具ではとうてい無理な話です。泣く泣く条件をのんで依頼するしかありません。 このような被害に遭わないために、依頼側も、作業前に明確な金額の提示を求める姿勢を持ちましょう。