汚れたソファーを引き取りに出す前に。既製のソファーカバー以外でカバーリングするテクニック

ニトリ店舗とロゴ

ニトリなどのインテリアショップでは「ソファーカバー」が売られていますが、気に入ったものが見つからないこともあります。また規格外のソファーでは、既製のソファーカバーが合いません。そこで、既製のソファーカバー以外でカバーリングする方法をご紹介します。
もしソファーを引き取りに出そうと考えている理由が、汚れによるものならば、一度、カバーリングによる模様替えを考えてみてもよいかもしれません。

ベッドカバーでカバーリング

ベッド用のシーツとして売られている「ボックスシーツ」をソファーカバーにしてみましょう。マットレスにセットするときと同じ要領で、ソファーを包みこむようにかぶせます。そして、背もたれと座面の隙間と、ひじ掛けと座面の隙間に、あまった布をはさみ込みます。
座面のクッションが外せる場合は、そのクッションだけ別にカバーを用意すると、ズレがなくキレイにカバーできます。

色や柄は、インテリアに合わせて好きなものを選んでよいですが、素材は天竺かパイルを選ぶことをオススメします。ほどよい伸縮性がソファーの湾曲にフィットして、使っているときのズレが少なくすみます。

お子様やペットのいるご家庭では、撥水スプレーをかけておくとよいでしょう。飲み物をこぼしたり、ペットが粗相したりしても安心ですね。また、洗い替え用に2枚購入して、頻繁に交換・洗濯して使用すると清潔に使用できます。ベッドカバーは既製のソファーカバーよりリーズナブルに購入できますので、2枚用意するとしても、お値段の面でも安心です。

マルチカバーでカバーリング

マルチカバーはその名のとおり、マルチに活躍する布です。ベッドカバーやラグにもしますが、ソファーに掛けて使用してもステキです。

ひじ掛け部分には掛けず、背もたれと座面のみにかけてもオシャレです。
ソファーサイズにぴったりのものを選んでも良いですが、ソファーの1.7倍程度の長さがあると、多少ずれてもソファーがむき出しになるとこがありません。
また、あえてたっぷりの長さの布をふんわりとかぶせると、洋書にでてくるインテリアのようでステキです。
エスニックや北欧柄など、さまざまなカバーが発売されていますので、お好みの雰囲気に仕上がります。

ただしマルチカバーは、ベッドカバーに比べるとフィット感はないのでズレやすく、大人の家族向けといえます。

カバーリングを快適にフィットさせる小物

背もたれやひじ掛けと、座面の隙間に布をはさみ込む際は、100円ショップなどで売られている滑り止めシートを一緒にはさみ込むと、布がすべり出しません。

またカバーをソファーの下で、クリップで止めると、ズレが防止できます。オットマンサイズであれば100円ショップで売られている、帽子止めクリップでも十分代用できます。電話線のようならせんコードは丈夫ですし、ワニグチクリップだと外れにくく安心です。

2人から3人がけのソファーであれば、専用の「カバーサスペンダー」を購入するとよりズレが防止できます。ズボンのサスペンダーのような作りで、ベルトはゴムでできており、長さは金具で調節ができます。ソファーを裏返してサイズに合わせて留めて使います。4本セットで、1000円前後で販売されています。お手ごろ価格でカバーのズレからくるイライラを軽減してくれるアイテムです。

棒状の発泡スチロールを、背面と座面の間に押し込んでズレを防止するアイテムもあります。 発泡スチロールでなくとも、突っ張り棒でも代用できます。隙間に一本棒を差し込んでおくだけで、カバーのズレが解消されます。