全国のエアコン普及率は?

エアコンと九州地方

全国消費実態調査によるエアコン普及率は86.4%

平成26年に行われた全国消費実態調査によると、2人以上の世帯で所有数量が最も多い主要耐久消費財はたんす(2,803台)でした。
次いでルーム エアコン(2,723台)、テレビ(2,162台)です。

単身世帯でも順位は同じで、たんす(1,667台)が1位、次いでルームエアコン(1,611台)、テレビ(1,365台)となることを考えると、エアコンの普及率はとても高いように見えます。
それもそのはず、エアコンの普及率は全国平均86.4%です。

しかしこの数字はあくまでも全国平均であり、都道府県別にみると普及していない地域もあります。
次の項目で詳しく見ていきましょう。

都道府県別に見るエアコンの普及率

エアコンの普及率を都道府県別に見ると、ワーストはもちろん北海道の25.7%です。
最近では夏前でも気温が高くなる日もある北海道ですが、エアコンと言えば車についているものというイメージがある人も多いのだとか。
お隣の青森県まで行くと、エアコン普及率は51.6%まであがります。

エアコンがもっとも普及している件は「和歌山」

では、エアコンが一番普及している県はどこでしょうか?
暑い地方を思い浮かべてしまいますが、実は和歌山県です。
97.2%の普及率で、ほとんどの人がエアコンを持っていると言えます。

次点は福井県と奈良県の96.7%で、この3県は均衡した数字です。

北から南に向けて上がっていくエアコンの普及率

北海道から沖縄まで順に見ていくと、南に従って普及率は上がっていきますが、意外なことに長野県では60.6%と、下から数えて4番目の低水準。
九州地方に目を向けると、一番高い水準なのは佐賀県の94.3%、次いで福岡県の94.2%となり、沖縄県は83.9%です。
沖縄県は下から10番目の数値なので、沖縄県の暑さを考えると物足りない数値と言えるでしょう。

ちなみに、一番人口の多い東京都では89.6%です。
どの地域であれ、高齢者や子ども、ペットのいるご家庭では特にエアコンをうまく使って、熱中症を予防しましょう。