自治体のソファー無料引き取り対応の例
千葉県市川市、東京都新宿区、岡山県真庭市、福岡県福岡市の対応の例を紹介しています。
大きすぎる家具は引き取りができなかったり、持ち込みのみの対応で、回収は行っていないなど、対応に違いがあることがわかります。
【自治体のソファー引き取り対応例】千葉県市川市

千葉県市川市では『リサイクルプラザ市川』を拠点に、ベビー用品や家具などを市川市民から無料で引き取り、リユースしています。
リサイクルプラザ市川にソファーやソファーベッドの無料引き取りを申し込む場合、電話連絡をすると職員が自宅まで下見に来てくれます。
引き取ってもらいたいソファー・ソファーベッドがまだ使えるものであると判断された場合のみ、回収されます。
ただ、下見と回収のためには、ソファーやソファーベッドを自宅前まで運び出しておく必要があります。
もしも引き取りの対象とされずに、ソファーやソファーベッドを元の場所に戻さなければいけない場合は、自宅前から運ばなければなりませんので、念のため自分で戻せるようにしておく必要があります。
また、再使用可能なソファー・ソファーベッドであれば、市民が自ら店頭まで持ち込むこともできます。
【自治体のソファー引き取り対応例】東京都新宿区

東京都、新宿区民であれば『西早稲田リサイクル活動センター』の利用が可能です。
電話での申し込み後、職員が下見をして、再使用可能なソファーであれば下見と同時に無料で引き取り、清掃・修理を経て西早稲田リサイクル活動センターにて再販売されます。
ソファーのやぶけ、ひび割れ、汚れの修理が難しいと判断される場合は、引き取りされないこともあります。
この西早稲田リサイクル活動センターの場合、リユース家具の保管場所の関係から、回収まで3~4週間ほどかかることがあります。
年度末など、リサイクル希望が多い時期には1カ月以上待つことになる場合もありますので、早めに電話予約しましょう。
下見と回収の順番待ち日数については、西早稲田リサイクル活動センターのトップページで確認できます。
ソファーが引き取り対象と判断されれば、西早稲田リサイクル活動センターの職員さんによって、部屋から運び出してもらえます。
とはいえ、壁が傷つかないようにというケアは自分で準備しておきましょう。
あまり大きすぎる家具や、マットレス付きのベッドは引き取り不可です。
新宿区内の建物は、玄関や階段も狭いところが多く、そもそも大きな家具を求めている人があまりいないため。
運び出しもプロというわけではありませんので、もともと窓から入れたソファーだったり、階段が狭いなど、運び出しが難しい場合にはソファーがどんなに綺麗なものでも断られる可能性もあります。
大きめのソファーやソファーベッドの場合は、サイズを事前に伝えて確認してみましょう。
また、この『西早稲田リサイクル活動センター』や、同じ新宿区の『新宿リサイクル活動センター』では、引き取りされないソファーやソファーベッドなどの大型家具を、『目録出品』で売買できるようにもなっています。
『目録出品』とは「掲示板を利用した情報交換システム」で、出品者が店頭の受付で「譲ります」の目録カードに必要事項を記入すると、両リサイクル活動センターの大型目録品コーナーとホームページに約3か月間にわたり情報が掲示されます。
購入者はそれを見て出品者に連絡を取り、リユース品の品質や価格、配送方法などを両者で直接交渉して、売買するかどうかを決めることができます。
この目録出品の方法なら、大きな家具でも引き取り手さえ見つかれば大きさに規定はありません。
先方が引き取りに来てくれることもありますし、無料でなく買い取ってもらえる可能性もあります。
【自治体のソファー引き取り対応例】岡山県真庭市

岡山県真庭市の『リサイクルプラザまにわ』『リユースプラザ醍醐の里』では、真庭市民を対象に、無料引き取りを実施しています。
リユースできるソファーを、開館時間内に直接店頭まで持ち込むことが条件です。
自宅からの運び出しサービスはなく、持ち込みのみです。
リサイクルプラザぷらざまにわで引き取り不可となったものは、そのまま同じ敷地にあるクリーンセンターまにわで有料での処分をしてもらえます。どちらも予約は不要です。
クリーンセンターまにわで、ソファーやソファーベッドを有料で処分する場合は可燃物として10kgあたり50円で引き取りしてくれます。
ただし、クリーンセンター真庭は旧久世町・旧勝山町の地域の方のみが対象となっています。ごみとしての有料引き取りについては、地域の施設を確認しましょう。
リサイクルプラザまにわに関しては、どのエリアの方でも利用が可能です。
ただ、壊れていたり汚れているもの、大きすぎる家具などは引き取りされない可能性もありますので、電話でソファーの状態を伝えるなどして確認しましょう。
三人掛けソファーやソファーベッドの引き取りは難しいかもしれません。
【自治体のソファー引き取り対応例】福岡県福岡市
福岡県福岡市でも、リサイクルプラザ『臨海3Rステーション』に再使用できるソファーを持ち込めば、無料で引き取りしてもらえます。
利用できるのは福岡市民のみです。
自宅からの運び出しサービスはありません。施設の開館時間(月曜日以外の10~16時)に直接持ち込みます。予約は不要です。
引き取りできる家具の規定は、『臨海3Rステーション』ウェブサイト内の「家具の持ち込み規定」というページに掲載されています。
「家具の大きさは、高さ160cm、幅120cm、奥行60cm以内限る」、「3人掛け以上のソファー、コーナー用ソファーは引き取りしない」など、詳しい規定を確認できます。
サイズ的に、小さめのソファーなら引き取りしてもらえそうですが、ソファーベッドの引き取りは難しそうです。