ソファーの引き取り、リサイクルの方法と選び方

このページでは、
- ソファーの引き取り・リサイクルってどうしたらいいの?
- 自分にとって便利でお得な引き取り方法はどれなの?
という疑問にお答えし、あなたにとって最適なソファー引き取りができるようガイドいたします。
自分にあった引き取り方法を診断する⇨ソファー引き取り方法の種類と選び方
引き取り方法は決まったけど、実際の手順や料金は?
引き取りの前に、買取で売れないか、高値になりやすいソファーの条件や買取手段を知りたい場合は、別ページソファー買取完全ガイド(最適買取診断付き)を参照してください。
ソファー引き取り方法の種類と選び方
ソファーの引き取り方法は6種類あります。
できるだけ安く処分したいし、お金に変えられるならば変えたいですよね。
ここでは、ソファー引き取り方法を、上から「お金になる順、お金がかからない順」に並べています。
上から見ていけば、あなたのソファーの状態にあてはまるものが一番お得な引き取り方法になります。
早く引き取ってもらいたい、自分で外まで運び出せない、などのニーズも考慮して解説しています。
まだ使えるソファー⇨買取かリユース掲示板サイトへ
まだ使えるソファーは、リサイクルショップや買取業者に引き取ってもらうことができます。
汚れやへたりがなく、まだ使えるソファーなら買取業者に査定を依頼しましょう。
ノーブランドのものでも、お金になる可能性はゼロではありません。
仮に査定額がつかない場合でも、無料で引き取りしてくれることもあります。
買取業者・リサイクルショップに査定に出した場合、無料引き取りが可能なソファーは、少なくとも次の項目をクリアしている必要があります。
- スプリングにへたりがない
- タバコ・ペットなどの臭いがない
この条件をクリアしているならば、修繕して再販できる可能性があるため、無料での引き取りが可能です。
業者によっては、表面に汚れがないことや、5年未満の使用など、細かい規定が定められている場合があります。
業者によって条件が違うので、できれば複数の業者に査定に出してみましょう。
詳しい手順や、業者の選び方は1 買取業者・リサイクルショップのソファー引き取りサービスを参考にしてください。
次に考えられるのは、フリマアプリや不用品をやりとりする掲示板で、ソファーを他人に売ったり譲る方法です。
買取ではお金にならないと査定された場合でも、リユースのための掲示板やサイトでは、欲しい人がいれば引き取りされます。
自分で取引をする手間はありますが、業者を仲介しない分、納得のいく取引ができる可能性は高いです。
しかし、ソファは大型のものなので敷居が高い、と思われる方もいるかもしれません。
初心者の方でもできるよう、手順を解説しています。
詳しくは、3 サイトや掲示板でソファーを他人に譲るで解説しています。
時間がかかっても無料がいい⇨自治体へ
自治体の中には、まだ使える家具を無料で回収して、リサイクルを行っているところがあります。
回収したソファーはリユースするため、まだ人に使ってもらえるようなソファーが引き取りの対象です。
近くの自治体で引き取りを行なっているならば、この方法も選択肢となりますが、予約してから引き取りまでに数週間かかるなど、利便性は高くないようです。
自治体で引き取り可能なソファーなら、業者に依頼しても無料引き取りか、買い取ってもらえる可能性が高いので、おすすめ度は低いです。
詳しくは、2 自治体に依頼してソファー引き取りしてもらうで、一般的な手順を確認できます。
次にソファを買う予定がある⇨下取りへ
ソファーを新しく買う予定がある場合、下取りはお得な選択肢になります。
下取りといってもお金になるわけではなく、無料での引き取りやポイントでの還元になります。
綺麗なソファーは下取りよりも買取に出した方がお得ですが、
買取に出せないソファーは通常、粗大ゴミなど有料での処分になります。
下取りではソファーの状態は問われないので、処分費用がお得になります。
6 ソファーを下取りしてくれる販売店に引き取ってもらうで、下取り(無料引き取り・格安引き取り)を行っているメーカーが、どんな下取りをしているのかを確認できます。
もう使えないソファー⇨粗大ゴミへ
ここからは有料での処分方法になります。
「欲しい」とは到底思えないような、汚れ、へたり、臭いなどがあるソファーの場合、
もっともリーズナブルな処分方法は粗大ゴミ回収になります。
粗大ゴミというと、回収に来てもらうイメージですが、処分場所へ自分で持っていくこともできます。
回収に来てもらう場合、予約がとれないと回収の日まで2週間ほど待つことも。
また、回収の日には、自宅の外まで自分でソファーを運び出す必要もあります。
なので、急いでいる場合や、自分で運び出せない場合は次の方法がオススメです。
(※運び出しについては、別途で運び出しサービスを依頼するという手もあります。)
詳しくは、4 粗大ゴミとしてソファーを引き取ってもらうこちらで、手順や金額などを詳しく解説しています。
自分で外まで運べないor急いでいる⇨不用品回収業者へ
自分でソファーを外まで運び出せない場合や、急いで処分したい時には、不用品回収業者が便利です。
粗大ゴミに出すよりもお金はかかってしまいますが、早くきてもらえますし、運び出しもしてもらえます。
ソファー以外にもゴミや粗大ゴミがたくさんある場合にもオススメです。
5 ソファーを不用品回収業者に引き取ってもらうでは、金額の目安や業者選びのポイントを紹介しています。
1 買取業者・リサイクルショップの引き取りサービス
ソファーの引き取り手段の中で、作業が楽なだけでなく金額的にも得する可能性が高いのが、買取業者・リサイクルショップの引き取りサービスです。
値段がつけばラッキーですし、値段がつかない中古ソファーでも、無料で引き取りをしてくれることがあります。
他の不用品などもまとめて見積もりに出すと、オマケで値段がつくことも。買い取る側の手間が省けるので、売りたい不用品が複数ある場合は特におすすめです。
買取業者引き取りの利用方法
買取業者を利用する場合、まずは査定を依頼します。
問い合わせフォームやメール、電話でソファーの状態を伝えます。
その段階で、無料で引き取りができるか、おおまかな回答を得られます。
実際に査定してみないと不明、という回答の場合は、査定料・キャンセル料が不要かを確認してから査定を依頼しましょう。
引き取りを依頼する場合、買取業者なら日時を決めて引渡しとなります。リサイクルショップへ持ち込むならば、持ち込みOKの日時を確認して運べばOKです。
買取業者以外に、いくつかの買取手段を検討したい場合はソファー買取完全ガイド(最適買取診断付き)のページを参照してください。
しっかり値段をつけて買取してもらいたい場合は、上記ページで高価買取のポイントも解説しています。
買取業者の選び方
ソファー引き取りを依頼する買取業者を選ぶときに、大事な点は2点あります。
1点目は、許可を得た業者であることです。
買取の場合は「古物商」許可、有料引き取りの場合は「一般廃棄物運搬収集許可」が必要です。
必ず買取業者のサイトで、許可の記載を確認してから依頼しましょう。
2点目は、査定料、キャンセル料が無料であること。
査定の結果、有料引き取りの可能性もありますので、査定が無料で受けられて、依頼しない場合でも料金がかからない業者を選びましょう。
まずは複数の業者に、電話査定・メール査定を依頼するのが賢い選び方です。
無料引き取りが可能なソファーとは
買取業者・リサイクルショップに査定に出した場合、無料引き取りが可能なソファーは、少なくとも次の項目をクリアしている必要があります。
- スプリングにへたりがない
- タバコ・ペットなどの臭いがない
この条件をクリアしているならば、修繕して再販できる可能性があるため、無料での引き取りが可能です。
さらに業者によっては、表面に汚れがないことや、5年未満の使用など、細かい規定が定められている場合があります。
ソファー無料引き取りが可能なリサイクルショップ 地域別おすすめリスト

対応エリアごとの買取業者・リサイクルショップを買取業者の選び方を基準にまとめています。
ソファー1点からの出張が可能か、見積もり後のキャンセル、ブランドでないソファーの引き取り、無料引き取りの対応などを一覧にしています。







メリットとデメリット
買取業者・リサイクルショップに引き取りを依頼する際のメリットは、まず買取で値段がつく可能性をチェックできる点です。
引き取りが無料で済む可能性があることや、室内から運び出してもらえることも大きなメリットです。
対応も素早く、予定が合えば即日引き取りしてくれるところもあります。
デメリットは、引き取り当日に立ち会わなければならないことと、ソファーの状態が良くなければ引き取ってもらえないことです。
リサイクルショップへの持ち込みなら、自力で運び出す必要がある点もデメリットと言えるかもしれません。
もしも、有料で引き取りになる場合は、粗大ゴミに出すよりも高額になりやすいので注意しましょう。
引っ越す場合は、引越し業者引き取りも選択肢に
引っ越しをするなら、買取業者やリサイクルショップだけでなく、引越し業者による引き取りも選択肢に入ります。
重たいソファーを運んでくれて0円で済む可能性があります。
ソファーの状態によっては有料での引き取りも有り得ますので、ほかの選択肢と比較して検討しましょう。
2 自治体に依頼してソファーを引き取りしてもらう
お住いの自治体が、リサイクル活動の一環として、ソファーを無料で引き取ってくれることがあります。
「リサイクルプラザ」や「リサイクル活動センター」というような名称で、不要になった家具の無料引き取りを実施しています。
基本的に、自治体の住民のみに利用が限られています。
施設の係員は、シルバー人材センターから派遣されていることが多いようです。
自治体での無料引き取りが可能なソファーとは
どの施設でも、無料で引き取る家具の条件が決められています。
引き取ったソファーはリユースされるため、再利用できる状態でなければいけません。
どのようなソファーなら無料で引き取ってもらえるのか、あらかじめ電話などで確認しましょう。
細かく「汚れのないもの」「壊れていないもの」「電気製品が組み込まれている場合はPSEマークがあるもの」「受け渡し後、一年程度は使用に耐えられるもの」等の条件が設けられていることがあります。
大きさの規定もあります。自治体によって異なりますので、チェックしましょう。
自治体のソファー無料引き取りサービス利用方法
自治体の無料引き取りサービスを利用するには、まず自分の住んでいる地域のホームページ(市区町村の公式サイト)を確認しましょう。
施設がある場合は、リサイクル関係のページでリンクが貼られています。
リサイクル施設を見つけたら、電話で問い合わせすれば、申し込み方法、手順まですべて案内してもらえます。
下記項目について確認しましょう。
- ソファーが引き取り可能か(大きさ・素材を伝える)
- 持ち込みの場合、持ち込み可能時間と必要な持参品(身分証が必要なことがある)
- 回収は可能か(回収を依頼すると有料になることがある)
- 回収の場合、当日の立ち会いが必要か
自治体のソファー無料引き取り対応の例
自治体によって、引き取りの方法、手順、引き取りできる家具の条件など、規定はさまざまです。
ソファーやソファーベッドの引き取りの対応について、いくつかの自治体の例を紹介します。
メリットとデメリット
自治体のソファー引き取りサービスは、条件が合えば無料なのがメリットです。
保管場所の関係で、引き取りまで時間がかかることがあるのがデメリット。
利用する場合はできるだけ早めに電話で相談しましょう。
室内からの運び出しを行ってくれるかも確認しておきましょう。
3 サイトや掲示板でソファーを他人に譲る

ソファーを引き取りの方法のひとつとして、地域の不用品の情報交換用の掲示板(リユース掲示板)があります。
「あげます」や「譲ります」「売ります」、または「ください」などと書かれた紙が貼られた、昔ながらの掲示板から、現在は掲示板サイトも多く利用されています。
「回収に来て欲しい」「いくらで売りたい」など、引き取りの条件を自分で設定できます。
サイトや掲示板などで譲る際の一般的な流れ
公共のリサイクル掲示板
張り出されている「ください」情報の中に、自分のソファーの引き取り条件と合うものがあれば、施設にその旨を伝えます。
申込書に必要事項を書くと、相手側の連絡先が開示されますので、引き取りの条件を相手と直接交渉します。
「ください」情報で当てはまるものがない場合は、「あげます」「売ります」などと掲示して、希望者が現れるのを待ちます。
掲示を出す場合も、施設に申込書を提出します。
自分の住所や連絡先は掲示されません。希望者のみに開示されます。
情報が貼られる期間のうちに希望者が現れれば施設から連絡が入り、相手と連絡が取れるようになります。
直接渡す場合はその手順、宅配便の場合は送料をどちらが負担するか、売る場合のお金の渡し方などを相手と直接交渉します。
引き取りが成立したら、施設に連絡して掲示を取り下げてもらいます。
掲示板サイト
まずは無料会員登録を行います。
「ください」情報の中に、自分のソファーの引き取り条件と合う人がいれば、サイト上からメッセージを送ります。
メッセージで交渉し、引き取り当日の緊急連絡用に電話番号を伝えることもあります。
「ください」情報で当てはまるものがない場合は、「あげます」「売ります」などと掲示して、希望者が現れるのを待ちます。
希望者からメッセージが届いたら、メールアドレスなど連絡先を交換し、条件や手順を交渉します。
直接渡す場合はその手順、宅配便の場合は送料をどちらが負担するか、売る場合のお金の渡し方などを決める必要があります。
引き取りが完了したら、掲示していた情報を終了させます。
初心者のためのコツ
- 写真は、いろいろな角度から複数枚撮ってアップしましょう。
- 傷や汚れなどがある場合は、その部分も写真に撮って正確に伝えておきましょう。 ・引き取り方法は、回収を条件にすれば、相手が回収に来てくれるので、運び出しの手間がかかりません。
- 「売ります」にした場合、相手から値下げの交渉がくることがあります。
値下げ不可の場合は、その旨を最初に書いておきましょう。
(しかし、取引相手を家に入れることになるので注意しましょう。)
不用品の受け渡しにオススメのサイトや掲示板
不用品の引き取り手を探すのに便利なサイト、掲示板を3つの視点でまとめました。
- ①「あげます」だけでなく「売ります」もできるか?
- ②その他特徴
- ③サイトの場合の検索機能、使いやすさ
すべてのサイト・掲示板は無料で利用できます。
売る場合でもやりとりは個人間になりますので、サイトや掲示板が手数料を取ることはありません。
「メルカリ」など、有料のフリマアプリも含めた一覧は下記で比較できます。
公共のリサイクル掲示板
- ①「売ります」の掲示ができるところと、そうでないところ(無料譲渡のみ)があります。
- ②公共のリサイクル掲示板は、貼ってある紙を読むしかないので、検索は不可能。
サイトや情報誌で無料仲介しているところがありますが、サイト上の検索機能はまちまちです。 - ③公共のリサイクル掲示板は「リユース情報掲示板」、「不用品情報コーナー」、「リサイクルひろば」、「環境活動推進課」など、地域によって呼び名はさまざまです。
地元の役所・役場で聞いてみれば、掲示板がある場所を教えてもらえます。
ジモティー
引用元:(外部リンク)ジモティー ![]()
地元の掲示板♪
(外部リンク)https://jmty.jp/
- ①「あげます」だけでなく「売ります」もできます。
- ②フリーワード、カテゴリー検索から都道府県・市区郡・駅の絞込みもできて使い勝手◎。
- ③掲示板サイトの中では利用者数が最多。
イベント告知、犬猫の里親募集、アルバイト募集などもあり、ありとあらゆる地元の交流ができるサイト。
シェアマ
(外部リンク)https://www.share-ma.com/
- ①「あげます」だけでなく「売ります」もできます。
- ②「家具」などのカテゴリーと、都道府県などから絞り込み検索ができ、検索結果も画像表示やマップ表示ができて見やすさ◎。
- ③教えます、仕事します、などスキルのシェアや、不動産などスペースのシェアなどもあり、売ることも含めていろいろなものをシェアできます。
不用品掲示板が2016年末にリニューアルしたサービスで、現在はまだβ版。新展開していく可能性がありそうなサイトです。
あげくだ
(外部リンク)http://www.agekuda.net/
- ①「あげます」だけでなく「売ります」もできます。
- ②テキストが多く、慣れないと見づらいかも。カテゴリー検索+都道府県検索が可能。
- ③運営がしっかりしており、利用者のマナーが守られています。
サイト内通貨の利用(※)など独自の仕組みがあり、始めるには多少のハードルがあります。
しかし、そのハードルはマナーの悪いユーザーを締め出すために設けられたものなので、利用に安心感があるのが大きな特徴です。フリーメールアドレスでの登録不可。
1回目の利用まで多少時間がかかるため、長く利用したい人向けです。
※取引に手数料は不要ですが、投稿するためにはサイト内通貨が必要で、日々ログインしてサイト内通貨をためてからやっと投稿ができるようになります。
ルームシェア ルームメイト
(外部リンク)http://roommate.jp/-/free
- ①投稿カテゴリーは「不要品あげます」のみですが、実際は売ることもできます。
- ②都道府県別の表示が可能。フリーワード検索と都道府県を組み合わせは不可。
- ③譲りたい(売りたい)ものをカテゴリーで分けずに、まとめて投稿できるスタイル。
引っ越しなどで、不要品がいくつもある場合に出品が一度で済みます。
アゲマス
(外部リンク)http://agemasu.jp/
- ①無料で譲ることが前提ですが、送料を設定できます。
- ②カテゴリーからの絞り込みが可能。都道府県別検索、フリーワード検索なし。
- ③もとは被災者支援サイトだったため、「必要な人へ送りたい」と、食料の支援などが行われているのが大きな特徴。
しかし、業者の宣伝書き込みなどもあり、ユーザーモラルの監視は行われていない可能性があります。惑わされないように利用しましょう。
エコマ掲示板(不要品譲渡板)
(外部リンク)https://www.e-mansion.co.jp/bbs/board/give/
- ①「あげます」のみ。
- ②検索はほぼ不可能。フリーワード検索機能はあるものの、マンションに関する掲示板全体を検索するため、譲渡用の掲示板のみの結果表示ができません。
- ③会員登録など不要で、すぐにスレッドを立ち上げたり、スレッドに返信できます。ただし、連絡先(メールアドレス)は、掲示板に載せても差し支えないものにしましょう。
都心部以外の情報は少なめです。
エプリ(終了)
(外部リンク)https://epre.jp/
サイト停止中。再開の予定は不明。
ガレージセール(終了)
(外部リンク)http://gsale.me/
2018年3月30日で「ガレージセール」はサービス終了しています。
メルカリアッテ(終了)
(外部リンク)https://www.mercariatte.com/jp/
2018年5月31日で「メルカリ アッテ」はサービス終了しています。
メリットとデメリット
業者での買取で値段がつかないソファーでも、売れる可能性があるのがメリットです。
回収を条件にすれば運び出しの手間もかかりません。
デメリットは、引き取り手が現れるまで待たねばならないこと。
また、写真を掲載したり、傷んている部分などの解説を詳しく書いたり、相手と交渉する手間が必要です。
公共の掲示板は、申し込みのために足を運ぶ必要があります。
4 粗大ゴミとしてソファーを引き取ってもらう
自治体によって違いがありますが、ひとつ数百円から、大きいソファーでも三千円前後で引き取りしてもらえます。
ソファーを無料で引き取りしてもらえない場合には、粗大ゴミに出すのが安上がりです。
出し方にも違いがあり、普段のゴミの収集場所に出したり、自宅前に出す戸別収集があったり、自分で処理場まで持ち込んで手数料を安くするやり方もあります。
引き取り後、地域のリサイクル施設に出されることもありますが、どのように処分されるかは基本的には知らされません。
ここでは一般的な手順を紹介していますが、実際に粗大ゴミとして出す際には、お住まいの自治体のホームページを確認すると確実です。
ソファーを粗大ゴミとして出すときの手順
ソファーを粗大ゴミとして捨てるには、回収を依頼するか、処理場まで自分で持ち込むかのどちらかになります。
どちらの方法を取るにしても、申し込みの段階で、引き取り可能なソファーであるかをしっかり確認しましょう。
長さが1.8m以上であったり、重量が100kg以上、またはスプリングが使用されている場合などに、引き取り不可としている自治体もあります。
その場合は、購入したお店に相談するか、地域の清掃事務所に問い合わせましょう。
収集を依頼する手順
- ソファーのサイズを測る。
(自治体のホームページで、粗大ゴミとして引き取りしてもらえるサイズ内かを確認します。) - 粗大ゴミの受付センターへ収集を依頼する。
(ソファーの大きさ、重量も伝えます。収集日・手数料を知らせてもらえます。) - 粗大ゴミ処理券(または粗大ゴミ処理手数料納付券)を購入する。
(自治体の施設やコンビニで売っています。) - 粗大ゴミ処理券をソファーに貼り付ける。
(粗大ゴミ処理券には必要事項を記入します。) - 収集日に、指定された場所にソファーを出しておく。
(立ち会いは不要です。)
自分で持ち込む手順
- ソファーのサイズを測る。
(自治体のホームページで、粗大ゴミとして引き取りしてもらえるサイズ内かを確認します。) - 粗大ゴミの受付センターへ持ち込みの申し込みをする。
(電話での申し込みが多数です。持ち込み可能日・手数料を知らせてもらえます。) - 手数料の支払いについては指示通りに行う。
(持ち込み当日の支払い、または、事前に粗大ゴミ処理券の購入が必要な場合があります。) - 指定された時間内に処理場へソファーを持ち込む。
(当日、身分証の提示が必要になることがあります。)
ソファーを粗大ゴミとして捨てる場合の金額
粗大ゴミの手数料は、自治体によって違います。
一人用ソファーなら800円前後、2人用ソファーは1500円前後、3人用で2000円ほどが目安です。
サイトで料金を調べる際、品目は「ソファー」と記載されているとは限りません。「いす」「応接用いす」と表記していることがありますので注意してください。
自宅前からソファーを引き取りしてくれる「収集」よりも、自分で指定場所までソファーを運ぶ「持ち込み」のほうが、手数料が安くなります。
目安として、持ち込みの金額は収集の半額以下になります。
各自治体の粗大ごみ処理券の金額例
北海道札幌市のソファー引き取りの金額

- いす 応接用で1人用のもの 500円
- いす 応接用で2人以上用のもの 900円
- 持ち込みの場合(焼却・粉砕) 10kgまでごとに200円
東京都新宿区のソファー引き取りの金額
- 【ソファ】1人掛け用 800円
- 【ソファ】2人掛け用 1,200円
- 【ソファ】3人掛け用 2,000円
- 【ソファ】電動リクライニング付(1人掛け用) 2,000円
- 【ソファ】電動リクライニング付(2人掛け用) 2,800円
- ソファーベッド 2,000円
新宿区では持ち込みはできません。
東京都練馬区のソファー引き取りの金額
東京都練馬区の金額
- ソファー(1人用) 収集800円 持込400円
- ソファー(2人用) 収集1,200円 持ち込み600円
- ソファー(3人以上用) 収集2,000円 持込1,000円
- ソファーベッド 収集2,000円 持込1,000円
持ち込みの場合は収集の半額となります。
愛知県名古屋市のソファー引き取りの金額
- 応接いす(1人用) 500円
- 応接いす(2人以上) 1,500円
- 持ち込みの場合 10kgまでごとに200円
大阪府大阪市のソファー引き取りの金額
- ソファー(一人掛け用) 700円
- ソファー(二人掛け用以上) 1,000円
- 持ち込みの場合 10kgまでごとに90円
福岡県福岡市のソファー引き取りの金額
- いす【1人用 ソファータイプ】 500円
- いす【2人以上用 ソファータイプ】 1000円
- ソファーベッド(スプリング有り) 1000円
- ソファーベッド(スプリング無し) 500円
- 持ち込みの場合 10kgまでごとに140円
自分で運び出し出来ない場合の運び出しサービス
ソファーを粗大ゴミとして出すには、自宅の外にある収集場所まで運び出す必要があります。
自力で運び出せない場合は、運び出しサービスを別途申し込みましょう。
自治体が行う運び出しサービスか、または業者に依頼するかのどちらかです。
自治体のサービスのほうが料金が安いので、まずはお住まいの自治体で運び出しサービスを行っていないか確認してみましょう。
自治体の粗大ごみ運び出しサービスを利用する
室内からの運び出しを行ってくれるサービスは、自治体によって行っていない場合もありますので、まずは自治体のサイトを調べてみましょう。
サービスは有料としている自治体がほとんどで、条件によって無料になることがあります。
無料で利用できる条件
自治体によって違いはありますが、無料で利用できる対象者は、おおむね下記の条件があります。
- 65歳以上の高齢者
- 障がい者
- 妊産婦
- 傷病者
- 16歳以下の年少者
また、これらのような『サポートが必要な人たちのみで構成されている世帯』に限られている場合もあります。
運び出しサービスを利用できない粗大ゴミ
下記に当てはまる場合は、粗大ゴミの運び出しサービスを受けられないことがあります。
事前に自治体に確認しましょう。
- 分解が必要な粗大ごみ
- 他の家具の移動が必要な粗大ごみ
- ロープ等で吊り上げ下げが必要な粗大ごみ
料金
運び出しサービスは、粗大ごみの処理手数料とは別料金です。
目安は500円程度です。
非常に低料金でソファーを自宅から運び出してもらえます。
業者(便利屋)にソファーの運び出しを依頼する

お住まいの自治体で粗大ごみの運び出しサービスを受けられない場合は、便利屋などの業者に依頼することになります。
粗大ごみ出し代行の有料サービスを依頼し、ソファーを粗大ごみ収集場所まで運んでもらいます。
運び出しの日は、自治体の粗大ごみ収集日に合わせなければいけないため、数日前から依頼しておきましょう。
費用は数千円かかります。
その内訳は、作業員1人当たりの作業費が1時間3000円~、自宅まで来てもらうための出張費1人2000円~ほどです。
メリットとデメリット
買い手も引き取り手も見つからず、捨てるしかない場合には、もっとも安上がりであるのがメリットです。
デメリットは、室内から自宅前などの収集場所まで、ソファーを運ぶ手立てを見つけなければいけないことと、粗大ゴミの収集日まで待たなくてはいけないことです。
粗大ゴミとして出せないソファーがある点も注意が必要です。
ソファー・ソファーベッドを解体する場合
自治体によっては、ルールにのっとって解体すれば、ソファーを可燃・不燃ゴミに出してもOKとしていることがあります。
たとえばどのようなルールがあるのでしょうか?また、解体するのに必要な工具などもまとめました。
5 ソファーを不用品回収業者に引き取ってもらう
室内からの運び出しの手間がかからないのが、不用品の回収業者に依頼する方法です。
インターネットなどで業者を探して依頼すれば、都合の良い日程でソファーを運び出して引き取り処分してくれます。
費用は、その場で現金払いがほとんどです。
処分したい大物家具が複数あるほどお得になります。
不用品回収業者へ依頼した場合の金額
不用品回収業者の料金は、業者ごとで違うのはもちろん、複数のプランが用意されていることもあります。
品目ごとの料金のプラン、「トラック1台分」などパック料金のプランなどがあります。
出張費用や基本料金など、ベースの費用がかかる場合もあります。
処分したい物の量などから、どの業者、どのプランを選ぶかを決めましょう。
回収費用の相場は、2人掛けのソファーで7500円~1万円ほど。
トラック1台単位などのパック料金の場合は、軽トラック1台で3万円前後、2トントラック1台6万円前後が相場です。
ソファーが大きすぎて玄関から出せない場合は、解体や、クレーン吊り出しなどの有料オプションを利用できるところもあります。
悪徳業者に注意!不用品回収業者の選び方

不用品を引き取ることができる業者は「一般廃棄物収集運搬許可」を持っています。
産業廃棄物処理業許可があっても、一般廃棄物収集運搬許可がなければ、家庭から出る不用品を引き取ることは出来ません。
この許可があるかどうかは不用品回収業者を選ぶ時に必ず確認しましょう。
もしも、一般廃棄物収集運搬許可がない悪質業者が不用品を引き取った場合、無許可行為に該当してしまうのです。
また、無許可の不用品回収業者は
- 町中を大音量で巡回
- 空き地で不用品を回収
- チラシを配布
- インターネットで広告を出している
などの例があると環境省で公表しています。このような業者は選ばないようにしましょう。
メリットとデメリット
不用回収業者にソファを引き取ってもらうと、どのようなメリット、デメリットがあるでしょうか?
それぞれまとめてみましょう。
<不用品買取業者のメリット>
- 手間がかからない
不用品買取業者にソファを引き取ってもらう最大のメリットは「手間がかからない」ということ。
ソファーのサイズは様々ですが、大きいサイズのものだと重たいですし、1人で運ぶのは困難です。
特に女性の1人暮らしや、高齢者の方などはソファを処分するのが大変ですので、プロのスタッフが運んでくれると楽ちんでしょう。 - 都合に合わせて回収してくれる
自治体の粗大ごみ収集でソファを出す場合、指定日までは処分することができません。
しかし、不用品回収業者であれば利用者側の希望に合わせて、引き取りに来てくれるので、すぐにソファを処分したい!という時にもおすすめです。 - 種類に関係なく回収してくれる
ゴミの分別が面倒ですが、不要品買取業者であれば種類に関係なく回収してくれます。
またソファー以外にも処分してもらいたいものがあれば、それも合わせて一度に回収してくれるので部屋が片付くでしょう。 - 買取可能な場合もある
不用品回収業者の中には、ソファーの状態がよくまだ使えるものであれば買取してくれる業者もあり、回収費用が安く済みます。
<不用品回収業者のデメリット>
- 自力で処分するよりも費用が高い
自治体の粗大ごみ処分にかかる費用と比べると、費用は高くかかります。 - 悪質業者が多い
不用品回収業者の中には悪質業者も多いです。「無料回収」とチラシに書いていたのに、高額請求してくる悪質業者もいます。
おわりに
ソファーの引き取りは、まだ使えるソファーかそうでないかで大きく道が分かれます。
まだ使えるなら、無料で引き取りしてもらえる可能性大。
買取業者やリサイクルショップ、リユース用の掲示板や自治体のリサイクルセンターの引き取りを利用しましょう。
安く済む手段は時間がかかることが多いので、引き取り方法は早めに検討しておきましょう。