買取に出す前に知っておきたい!エアコンのラベル

エアコンのラベルの「低温暖房能力」、買取時にも必見の「低温時暖房能力」

エアコンのラベルで性能を確認!買取に出す前にチェックしたい項目は

エアコンの買取を頼む場合、必ず型番をチェックする必要が出てきます。型番を知るにはエアコンに貼ってあるラベルを確認するのが一般的ですが、このラベルにはさまざまな情報が記載されていることはご存じでしょうか?

今回はエアコンのラベルに記載されている以下の単語について見ていくことにしましょう。

  • 定格能力
  • 定格消費電力
  • 低温時暖房能力

エアコンのラベルには聞き慣れない言葉が多くありますが、エアコン選びや買取業者にとっては必須の内容が書かれています。知っておくことで買取のときに損をしなくて済むこともあります。

「定格能力」とは、エアコンの「パワー」

まず基本的な「定格能力」。エアコンの「定格能力」とは、「エアコンが持つ冷暖房に関するパワーを数値化したもの」です。よって、「定格能力」の数値が大きいほど、パワーが大きいということになります。 もし括弧付きの数値も記載されている場合は、最小と最大の能力の幅ということになります。
最小値が低いほどより細かい運転が可能で、最大値が高いほど、パワーの必要な運転が可能ということです。

「定格消費電力」は消費電力=省エネのチェック

「定格消費電力」とは、「定格能力で運転する場合に使われる電力量」を表しています。同じ定格能力でも定格消費電力が小さければ、より省エネタイプである可能性があります。省エネタイプのエアコンは買取では高く評価されますので「定格消費電力」のチェックは欠かせません。

買取時にも必見!「低温時暖房能力」とは?

パワーと省エネをチェックすれば十分と思われがちですが、実はしっかり確認しておくべきポイントがもうひとつあります。
それは、「低温時暖房能力」です。

「低温時暖房能力」は、「外気温が2度の場合における暖房能力」を示しています。 エアコンをお使いの方はご存じのように、冷房よりも暖房の方が効果が出るまで時間がかかるのがエアコンです。 そのため、より寒い地方でエアコンを使う場合のことを考慮し、「低温時暖房能力」が記されています。 エアコンの能力を見る場合は、この「低温時暖房能力」を確認すれば一目瞭然ということです。

「低温時暖房能力」の平均値は3.0kwほどです。安いエアコンでは2.4kwほどになっており、これでは温めるのに相当な時間を要するため、買取相場も低くなります。また、エアコンには「寒冷地エアコン」というものがあり、「低温時暖房能力」は8.0kw以上です。

そのため、東京や大阪から寒冷地へ引っ越す場合、使用していたエアコンをそのまま持って行ってもなかなか部屋が暖まらない可能性があります。だからと言って買取を頼んでも、首都圏ほどの買取代金にはならず、新品でも半値以下というものも存在します。そのため、各地方による買取相場をきちんと考慮しておくことも大切です。

買取にはエアコンの能力自体も関係しますが、こういった意味では土地柄でどの能力を重要視するかが変化しますので、エアコンを「どこで」買取してもらうかも大切です。

エアコンのラベルは、エアコンを買う時だけではなく、買取してもらう場合にもチェックをしておくと良いでしょう。