エアコンの寿命は何年?

エアコンの最低保有期間、実際の買い替えまでの平均年数

5年で買取されなくなるエアコンの寿命ってどのくらい?

製造から5年以上経ってしまうと買取価格が大幅に落ち、場合によっては買取不可とされてしまうエアコンですが、エアコンの寿命は実際どれくらいなのでしょうか?

2017年に内閣府が行った「消費者動向調査」でのエアコンの平均寿命は「13.6年」です。
単身世帯のエアコンに絞ると平均寿命は14.9年。
3人以上の世帯だと13.6年という結果となり、人数の多い世帯でもあまり変わらず、家庭では10年以上は使用できていることが判明しました。

しかし、エアコンメーカーが示している平均寿命の指標は「10年程度」。
実際には13~15年近く使えているエアコンですが、この数年の差はどういうことでしょうか?
この指標は壊れるまでの寿命ではなく「安全に使用する」ことが前提の年数だからです。

最低保有期間を過ぎるとエアコンの修理ができない?

エアコンを安全に使用できる平均寿命は「10年程度」ですが、それとは別にエアコンの部品には「最低保有期間」があります。
最低保有期間はメーカーによってさまざまですが、シャープは9年、三菱やパナソニックは10年です。
アウトレットや型落ち品のエアコンの場合、最低保有期間がさらに短い場合もありますので、購入する際はこのことを念頭に入れておきましょう。
この最低保有期間が終わってしまうと、部品の取り替えができなくなります。
平均寿命までまだまだ余裕があると思っていても、ちょっとした故障でもエアコンの修理ができなくなり、買い替えしか道はありません。

このような理由から、エアコンを買取に出したい場合はなるべく早くする必要があるのです。