エアコンとコンプレッサー

エアコンの動力源になるコンプレッサー

エアコンの室外機にあるコンプレッサー、実は重要な役割があった!

エアコンを買取に出す場合に重要な作業がポンプダウンということはご存じでしょう。ポンプダウンとは簡単にはエアコンに必須の冷媒を室外機内にあるコンプレッサーにに閉じ込める作業です。

今回はこのエアコンの室外機内にあるコンプレッサーについて説明をしていきます。

コンプレッサーとは

まず、コンプレッサーと言うと通常は空気を圧縮する圧縮機(エアーコンプレッサー)のことで、文字通り空気を圧縮し、ため込む装置です。

そして、圧縮された空気を送り出すときに、空気は元に戻ろうとするためエネルギーを発します。このエネルギーを使って他の機械を動かすのです。そのため、さまざまな機械における動力源として活躍しています。

エアコンだけじゃない!意外と身近なコンプレッサー

コンプレッサーは製造工場における動力源として必須の装置ですが、建築現場では土木工事に使われています。コンプレッサーはドリルや地盤改良機械の動力源になるため、道路工事やダム、トンネル工事などで活躍中です。

そしてもちろん、私たちの身近な生活にもコンプレッサーは存在します。まずおなじみエアコンです。そして、冷蔵庫やエコキュート、歯の治療道具、車のタイヤの空気入れなどにも使われています。

エアコンにおけるコンプレッサー

コンプレッサーは空気用だけではなく、水素ガスや窒素ガスなども圧縮できるタイプがあります。

そしてエアコンの場合は冷媒を圧縮するタイプです。そのため、冷媒が無くなるとコンプレッサーの意味が無くなり、エアコンとして使い物にならなくなる、ということが理解できるでしょう。

そして冷媒は冷房に必須のアイテムということはすぐに理解できますが、もちろん暖房にも使われています。実は冷媒を圧縮する時に出て来る熱を利用するのがエアコンの暖房機能です。そのため、ポンプダウンを失敗して冷媒が出て行ってしまうと、冷房だけではなく暖房も効果が薄れてしまい、エアコンとしての機能自体が危ぶまれてしまいます。

このようなことから、エアコン買取時にポンプダウンを独自に行ってしまうと、エアコンの機能が不確かなものとなり、買取不可や買取代金の減少につながるのです。エアコン買取時や移動時のポンプダウンは専門業者に頼むようにしましょう。

エアコン買取時はエアコン本体と室外機両方に気を配ろう

エアコンに使われるコンプレッサーの役割を理解したことで、室外機の取り扱いにも気を配るべきだということに今一度気付かれたことでしょう。

室外機には重要な役割があるうえ、かなり重いものなので、移動する際はじゅうぶん注意をしてください。事故を起こしたら買取だけではなく、ご自分の健康まで害される恐れがあります。そういった観点からも、エアコン買取時の取り外しは専門業者に頼むようにしましょう。