エアコン節電術
エアコンなしで過ごすのは難しい日本の夏。
夏には毎日、ペットがいるお宅などでは24時間エアコン使用という家庭も多いようです。
そこで気になるのがエアコンの電気代ですが、節電できるかもしれない意外な技を紹介します。
水をかけるだけでも効果がある?エアコン室外機を冷やして大幅節電をねらえ!
単純に考えて、熱いものに水をかけて冷ますのは手っ取り早い方法ですよね。
しかし家電製品に水をかけるのはどうでしょう?エアコン室外機は外で雨風にさらされているので、多少の水には強いような気もしますが、メーカーサイトには「直接水をかけると電子部品の故障の原因になる」とありますので、故意の散水は故障を招く恐れがあります。
ですのでこれから紹介する方法は、細心の注意をはらって、自己責任のもと行ってください。
【節電をねらえる冷やし方1】ミスト噴射機で冷却せよ!
エアコン室外機に水をミスト噴射して、蒸発の気化熱で節電をねらう商品が販売されています。いわゆる打ち水効果です。センサーが温度を検知し、ノズルからの間欠または連続水噴霧を自動で制御するので、少ない水量で冷却効果を発揮します。
また、アメリカに画期的な噴射機を発見!エアコン室外機からの風力で発電するので、コンセントへの接続が必要ナシ。どこまでも節電です。本体にはバクテリアやサビを防ぐフィルターがある上、センサーが働いて必要な時だけミストを噴出します。結果、エアコンコストを30%近く削減させます。さらにスマホアプリと連携させて、リアルタイムでどれくらいの電力が節約できたか確認が行えます!確認作業は快感になりそう!?ぜひ日本での販売を期待したいですね。
【節電をねらえる冷やし方2】タオルとバケツでアナログに冷却せよ!
噴射機がなくてもご安心を。アナログですがバケツとタオルで冷やす方法があります。
エアコン室外機上の端っこにバケツを置いて水を張り、タオルの片端を水に浸けながらもう片端を広げて、エアコン室外機上部を覆い隠します。毛細管現象で常にぬれたタオルは、打ち水効果でエアコン室外機の熱を奪います。なんて素晴らしいアイデア!
ただこの方法は、タオルがファンに巻き込まれないよう、重しをするなどして細心の注意を払って行ってください。
【節電をねらえる冷やし方3】遮熱塗料で冷却せよ!
遮熱塗料をご存じですか?赤外線を反射して温度の上昇がおさえられる、ペンキのような塗料です。これをエアコン室外機の上部に塗るというアイデアです。スペースの問題で日よけをするのが難しい場所にオススメです。
注意点は塗料の色の選び方。夏に黒い服を着ると暑く感じるように、色には日射反射率というものがあります。服の場合と同様、一番冷却効果が現れるのが白で、ブルーや黒だと反射率が50%近く下がります。好みの色があるかもしれませんが、白を選ぶことをオススメします。
またこれを塗ると、逆に冬は熱がたまりにくくなります。そのため、暖房効率が下がるので、寒冷地域にはあまり適さないといえます。