テレビの色補正・エッジ型・直下型とは
買取の価格が高くなる直下型と、そうでもないエッジ型。その違いは?
液晶テレビを選ぶ際、低価格のテレビが希望ならエッジ型、高画質を望むなら直下型、さらに高画質なテレビが欲しいなら、直下型で部分駆動(エリア駆動・ローカルミーディングとも言います)のものを選ぶとよい、とされていますが、さて、その三つは一体どう違うのでしょうか。
エッジ型のテレビは、LEDや蛍光管などの光源をテレビ内部の上下か左右に設置し、導光板でその光を増幅してテレビを映し出す方式を採用しています。
端にのみ光源を取り付けるのでテレビを薄くしやすく、比較的低価格で、消費電力も少ないというメリットが。
デメリットは、暗い部分・黒い部分がどうしても白っぽく見えたり、光源のある端と画面中央部とで明るさが違ったり、映像がのっぺりした感じになってしまうところですね。
それに対して直下型のテレビは、テレビ画面の後ろ側全体にLEDを配置する方式になっています。
メリットは画面全体が均一に明るくなり、コントラスト比も上げやすくなって、立体感のある映像が作り出せること。
ですがデメリットももちろんあって、LEDを全面に配置するため躯体が厚くなりがちで、部品も多くなり高価格、消費電力も高くなってしまいます。
しかしそういったデメリットはあるものの、やはり画質の良さから、テレビを買取してもらう際の価格は直下型のほうが高くなる、という感じですね。
そしてさらに、部分駆動機能搭載の直下型テレビになると、テレビ画面の裏側全面に配置したLEDの光を部分的に弱めたりオフにしたりすることで、より黒い部分・暗い部分を引き立たせることができ、メリハリのある高画質を作り出すことができるようになります。
この高画質な部分駆動のテレビは、単なる直下型テレビよりもさらに買取の価格が高くなるわけですね。
テレビを購入したり買取に出したりする際は、こういった出力方式の違いをしっかりチェックしておくと良さそうです。
買取の価格に影響を及ぼす『色補正』ってどういうもの?
最近のテレビには、部屋の中の明るさや、照明の色味(蛍光色や昼光色など)をセンサーで自動的に感知して、見やすいテレビ画面になるよう、自動で色補正が行われるものが増えてきています。
普通のテレビであれば、購入者自身が映像設定から一番見やすい状態に調整したり、画質モードを変更したりする必要がありましたが、色補正を自動で行ってくれるテレビならそういう手間が減らせる、というわけですね。
以前、テレビの製造メーカーが調べてみたところ、テレビを購入した多くの消費者は、画質モードを変更しながらテレビを見たり、わざわざ自分で色バランスや明るさを調節したりはしていなかったそう。
ほとんどの人が、購入した時の設定のままテレビを見ているのだそうです。
中には、そういった調整機能がテレビに付いていること自体、知らない人もいるのだとか。
そんな事情を知ってしまうと、自動色補正機能の付いたテレビが高価格で買取されるのも当然かも、と思ってしまいます。
中古であっても、いつでも見やすい画面に自動的に調整してくれるテレビなら、買取後、すぐに欲しいという人が現れそうです。