楽器高価買取のポイント
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楽器の種類で異なる査定ポイント
もう使わなくなってしまった楽器を売る時、どれくらいの価格で買取されるのか、売る前にどういったことに気をつけるべきか、気になりますね。
楽器といってもたくさんの種類があり、それぞれがまったく違う仕様をしているので、買取査定のポイントも異なるものとなっています。
楽器別での、買取ポイントについてまとめてみました。
ギター・ベース
できるだけ、購入した当時に近い状態にしてから持っていくのがポイント。
購入時についていた保証書などの付属品はもちろんの事、チューニングマシーンやピック、アンプなど、演奏する上で必要となるアイテムもセットで売りましょう。
すぐに弾ける状態であれば、初心者でも購入しやすくなるため高値での買取になりやすくなります。
また、外見の見栄えも大事です。弦や指板などについているほこりや指紋などはきれいに拭き取り、ボディはポリッシュなどで磨き上げてピカピカにしておきましょう。
さらに、きちんと弦を張ってチューニングもしてあると高評価の可能性が大です。
キーボード・シンセサイザー・エレクトーン
電子機器ともいえるこれらの楽器は、次々と新モデルが発売されるので、その前のモデルはどんどん値下がりしてしまいます。
使わない、新しいものを購入するとなったら、なるべく早くに売るようにしましょう。
また、高く売るには状態が大事。
電子楽器にとって一番の大敵はは水分とホコリです。
掃除をする場合でも、水を含んだ布などで拭くのはNG。
ホコリは、できるだけ普段からこまめに取り除くようにしておきましょう。
金管楽器・木管楽器
ハンドメイドで作られることも多く、木材などを素材として使っているだけあって、どういった使い方をしていたかで状態が変わってきます。
たとえば、トランペットのバルブオイルの注入がされている、クラリネット管体のスワブ通しがしっかりしている…など、普段のお手入れが大切です。
繊細な金管・木管楽器の買取りの最大のポイントは、普段から正しい音が出るように手入れされていること。
掃除の際にはキイ部分を傷めないよう、丁寧に掃除しましょう。
弦楽器
一般に取引されるヴァイオリンなどの弦楽器で、もっとも重要なのが楽器のコンディションです。
作られたのが半世紀前だったとしても、その状態がとても良ければ査定額も高値の可能性は大いにあります。
ちなみに、何千万単位の価値のある弦楽器は、一般で取引されることはまずありません。
楽器本体や弓は専用クロスで磨き、弦の調整はもちろん駒やアジャスターが正しい状態にあるかどうかもチェックしておきましょう。
すべての楽器に共通する高価買取のポイント
すべての楽器に共通して、ほんの少しの手間で、大幅に買取価格をUPさせるポイントがあります。
購入日時がはっきりわかるとより高い買取価格に
楽器のコンディションや製造年月日だけでなく、いつ購入して使い始めたのかも大事な査定ポイントになります。
使用年数によって、表からは見えない内部がどれだけ劣化しているのかを予想することができます。
となると、長く使っていた楽器の使用年数は隠したほうがいいのかというと、それは逆です。
使用年数が不明だと、不確かな要素分だけ買取価格は低く設定されてしまいます。
長く使用していても表側の細かいところまでメンテナンスされていれば、内部のクリーニングもしっかりされていたという信頼度が上がります。
購入年月日がわかることで、よりはっきりした買取価格が提示できるというわけです。
保証書があれば、購入年月日を聞かれてもすぐに答えられますね。
楽器とケースはセットで
楽器を守る役割を持つケースは、必須ともいえるアイテムです。
リセールの際、ケースがあるかないかで売れるかどうかもも大きく変わってきます。
楽器にとってケースは、持ち運び時には衝撃から守ってくれますし、湿気や直射日光といったダメージからも守ってくれます。
ただ、ケースに入れておけばいいというものではなく、ケースもこまめにお手入れをしてあげる必要があります。
でないと、カビが生えてしまって楽器にもダメージが…なんて事にもなってしまいますので要注意です。
教本やメンテナンス用品などもまとめて見積りを依頼する
特に海外メーカー製の楽器は、日本語の取り扱い説明書や教本があると評価額がグンとUPします。
目まぐるしく変わる電子楽器なども同じで、取り扱い説明書は必須と言えるでしょう。
ただ、最近ではオフィシャルサイトからダウンロードしてみるといった方法もとられているので、メンテナンスやお問い合わせ先がわかるものを用意しておくのもひとつの手です。
また、ギター用のポリッシュやストリングワインダーなど、メンテナンス用品もあるとリセールバリューもUP。予備などで持っている場合は、ぜひ一緒に見積りに出すことをオススメします。