中古の掃除機の買取方法は?
正常に動作する掃除機は、業者に買取してもらうのがおすすめです。
業者により買取方法は異なりますが、主に3つの買取手段があります。
店頭持ち込み
店頭持ち込みとは、名前の通り店頭に直接商品を持ち込み買取をしてもらう方法です。
その場で査定を受け、即、現金買取してもらえます。
掃除機を自分で運んで、店舗に直接持っていけるのであれば、手間も少ないのでオススメです。
出張買取
出張買取とは、業者が直接自宅に訪れ、掃除機を査定をする買取方法です。
自宅にいながら買取してもらえるため、重い荷物を運び出す必要がありません。
掃除機が重くて運びづらい場合や、掃除機以外にも売りたいものがある場合にオススメです。
出張費用は基本的に無料ですが、業者や商品の種類によっては有料になることもあります。
掃除機1点からでも無料出張可能か、事前に確認しておくとよいでしょう。
宅配買取
宅配買取とは、宅配サービスを利用して掃除機を業者に送り、査定してもらう方法です。
商品を入れるダンボールなどの梱包品は、事前に業者が自宅へ送ってくれます。
自分で用意したダンボールに掃除機を入れて送ると、査定額に数百円ほど上乗せしてもらえるケースもあります。
店頭持ち込みや出張買取とは異なり、全国どこからでも利用できるのが宅配買取の強みです。
買取業者の店舗が近くにない、出張買取のエリア外の場合などには大変便利です。
どんな掃除機なら高く売れる?
掃除機を買取に出すなら、できるだけ高く買い取ってもらいたいですよね。
掃除機の買取価格は、次の項目によって大きく左右されます。
- 掃除機メーカー(ブランド)
- モデル(型番)
- 商品状態(中古か新品か)
- 付属品の有無
- 傷や汚れ
掃除機のブランドで人気なのは、ダイソンのサイクロン型掃除機や、お掃除ロボットルンバ、レイコップなどです。
これらのメーカーの掃除機は知名度が高く、買い手がつきやすいため、比較的高値で買取されます。
同じメーカーの掃除機でも、モデル(型番)によって買取価格が変わります。 古いモデルより新しいモデルの方が高く買取されやすいので、不要になった掃除機はできるだけ早く買取に出すことをおすすめします。
中古品よりも未使用品、そして部品・説明書・保証書・箱などの付属品がすべてそろっていた方が高値がつきやすくなります。
傷や汚れも買取価格に左右しますので、事前にキレイにしておきましょう。
中古の掃除機の買取価格相場
中古の掃除機の買取価格はいくらになるのでしょうか。
人気の掃除機でも、新品未使用か、1度でも使用した中古品か、また買ってから日が経っているかなどで大きく買取価格は変わります。
ダイソン、ルンバ、レイコップなど、人気の掃除機の具体的な買取例を一覧にしました。ご自身の買取に出したい掃除機に近いものを見つけて参考にしてください。
全体的な買取相場の傾向としては、中古品の買取相場は定価の1~3割、新品の買取相場は定価の3~5割となっており、当然ながら新品ほど高値がつきやすく、中古品ほど買取価格が安くなりやすいという傾向があります。
未使用かつ発売から日が経っていないものほど買取相場は高くなっています。
とはいえ、中古品であっても商品状態がよく、比較的新しい掃除機であれば、高額買取されるケースもあります。
また、その時期の人気機種であるかどうかも買取価格に反映されます。
一般的な買取相場比較のために、バイオール以外の様々なサイト・買取業者サイトからのデータを掲載しています(ヒカカク!、おいくら、家電高く売れるドットコム、LUXSER)。
ダイソンの買取価格の相場
買取でも人気のダイソン掃除機を、ダイソンの中でもコードレス掃除機・キャニスター掃除機、そしてハンディクリーナーと布団クリーナーに分けて買取価格の相場をまとめました。
ダイソン全体の買取相場は、安ければ定価の1割、高ければ定価の6割と幅があります。新品未使用の掃除機の方が高値がつきやすく、発売から買取までの期間が短いほうが高価買取される傾向にあります。
しかし、ダイソンキャニスター型掃除機機に限っては、新品でも買取価格が定価の3割以下に留まっており、高値は付きにくくなっています。
また、定価が高い掃除機であれば買取価格も高くなるわけでもありません。
掃除機の状態や買取までの年月など、複数の条件が買取価格を左右しています。
ダイソンコードレス掃除機の買取価格
ダイソンのコードレス掃除機の買取価格の相場としては、定価の2割~4割が買取相場と言えそうです。
とはいえ、中古品となると、1割~2割程度の買取価格になる傾向があります。
新品未使用品であれば、半額近い価格で買い取ってもらえるケースも多いようですので、定価3万円代のダイソンコードレス掃除機なら15,000円、定価6万円代なら30,000円の買取価格が付く可能性もあります。
ダイソンコードレス掃除機の定価が7万円~8万円のものでも、中古品の場合は買取価格割合は定価の1~2割、10,000円ほどの買取価格になることも。
ダイソンコードレス掃除機が新品未使用である場合、または使用品でも美品の場合は、買取価格割合が約4~6割と高めになっています。
ただし、定価が9万円代のダイソンコードレス掃除機は、新品でも中古でも買取価格割合はほぼ2~4割となっています。
これは、新品未使用でも発売から3年以上経っていたり、中古でも発売から1年以内であったり、複数の条件から判断されていると言えます。
ダイソンキャニスター型掃除機の買取価格
ダイソンの中でも、キャニスター型掃除機の買取価格は、定価の1割~2割が買取相場となっているようです。
キャニスター掃除機の中でも、中古品かつ発売から年数が経過しているものほど買取価格が安くなり、定価の1割以下で買取されるケースもありました。
定価約9万円のキャニスター掃除機が5千円、定価10万円超が7千円の買取価格になるなどです。それぞれ発売から6年、4年が経過したキャニスター掃除機です。
新品未使用品の場合は買取価格が定価の2割を超えることも多く、発売から買取までの年数はあまり影響しないと言えそうです。
発売から4年半経過した定価8万円のキャニスター掃除機が1万7千円で買取、5年近く経った定価9万円のキャニスター掃除機が2万3千円で買取された例がありました。
ダイソンキャニスター型掃除機は、定価が高ければ買取価格の割合も高くなるというわけではないようです。
ダイソンハンディクリーナー・布団クリーナーの買取価格
ダイソンのハンディクリーナーは、あまり参考例が出ていませんが、定価約3万円の中古品が3千円、約1割の価格で買取されています。
ダイソンのふとんクリーナーは、買取価格割合が3割~5割程度となっています。
定価約4万円ほどが最近のふとんクリーナーの主流のようですが、中古の場合でも3割の買取価格がつくことが多くあります。
ふとんクリーナー「V6 MATTRESS」の2例はどちらも美品ですが、買取価格に5千円の差が生じていますが、これはなぜでしょうか。
高値がついた方は買取までの期間が18カ月、安い方は38カ月となっており、同じ状態でも使用年月が長いほど買取価格が下がる傾向にあることがわかります。
ルンバの買取価格の相場
ルンバの買取価格割合は1割~6割で、買取価格の相場は5千円~5万円と、同じルンバの買取でも大きな開きがあることがわかります。
定価約6万5千円のルンバが1割以下の5千円で買取された例もあれば、定価約5万円の品に3万5千円の値が付くなど、非常に高値で買取りされた例もあります。
掃除機全体にも言えることですが、ルンバで重要視されるのは「状態」。
状態の優れない中古品に関しては、買取価格割合が最高でも4割程度に留まっているため、高価買取はあまり期待できないかもしれません。
とはいえ、たとえ新品未使用の状態であっても、ルンバ「Roomba53777」のように発売から長い年月が経過しているものは、買取価格が極端に下がってしまうことがあります。発売から時間が経過していた場合でも、その時期の人気の機種であれば半値近い価格がつく例もあります。
レイコップ買取価格の相場
引用元:(外部リンク)レイコップ
レイコップ掃除機の買取価格の相場は、定価の1割~4割となっています。
レイコップ掃除機の中で、買取価格割合が1割~2割と低めだった商品は、美品かつ定価3万円以下のものに集中しています。
定価23,920円の4割にあたる10,000円で高額買取されたレイコップ掃除機は、状態が新品未使用、発売されてからの期間が18~19ヶ月と、未使用品かつ比較的新しいモデルであることがわかります。
新品未使用品でも、発売から57ヶ月が経過した「RS-300J-WH」は、定価29,529円のところ買取価格8,000円と買取価格割合が3割にまで下がっています。
このことから、発売後時間が経った商品は未使用でも値が下がりやすいといえるでしょう。
しかし、一度使用された同商品より2,500円高く買い取られていますので、やはり未使用品の方が高値が付きやすくなっています。
その他の掃除機の買取相場
その他の掃除機の買取価格割合は、定価の1割~6割となっています。
定価の1割~2割で安く買取された掃除機は、中古や美品など、一度以上使用されたものに集中していることがわかります。
中古の掃除機は高値買取されにくいといえますが、Sharkのロボット掃除機のように、定価39,420円が12,000円と、高値で買取された例もあります。
この掃除機は、発売から買取までの期間が4ヶ月と短く、新しいモデルであることが高価買取に繋がった理由であると考えられます。
Panasonicのロボット掃除機「MC-RS300-W」のように、美品かつ買取までの期間が15ヶ月程度と似た条件でも、業者によって2万円近くの差が出る例もあります。
高額買取された掃除機は新品未使用品に集中していますが、発売から買取までの期間は0~52ヶ月と開きがあります。
人気のモデルであれば、発売から時間が経っていても高値が付きやすいと言えます。
新しく掃除機を買うなら下取りを
新しく掃除機を買う予定があるのなら、買い替えと同時に古い掃除機を下取りに出すのがおすすめです。
掃除機を下取りに出すことで、新品の掃除機から下取り料金が割り引かれ、新しい掃除機を安く買うことができます。
掃除機の下取りは家電量販店でも実施していますが、同じメーカーの掃除機に買い替える予定なら直営店がおすすめです。
ルンバの直営店では、4万円以上で下取りしてもらったケースもあるほど、一般的な家電量販店よりも、高い金額で下取りされています。
家電量販店の下取りと、掃除機メーカー直営店の下取り、具体的にはどのようなサービスになっているのでしょうか。
家電量販店の下取りサービス
掃除機の下取りを実施している家電量販店は、ヤマダ電機、ケーズデンキです。全国展開の家電量販店では、無料の引き取りがほとんどで、下取りを実施しているところは多くありません。
ヤマダでは家電買取サービスを実施しています。
2019年7月現在、ヤマダ電機で下取りできる掃除機は条件があります。
- ・2012年~2019年の製品である
- 対象メーカーは日立・東芝・シャープ・パナソニック・ダイソン・三菱・アイロボット・レイコップのいづれか
- 電源コード・ハンドル・ヘッド・延長管・充電器・バッテリー・ダストカップなど、付属品がすべて揃っている
商品に破損、変色、サビなどがある場合は買取してもらえないため注意しましょう。
ケーズデンキでは、不定期に下取りサービスを実施しています。
破損している掃除機や、他店で購入した掃除機も下取りしてもらえるのが特長です。
しかし、ケーズデンキが指定した機種を購入しなければ、下取りサービスを受けることができません。
ダイソンの下取りは直営店がお得
ダイソン直営店は、ダイソン掃除機を高く下取りしていますが、ダイソン以外の掃除機も、期間限定で下取りしてます。
家電量販店での掃除機の下取りは、数千円が多数ですが、ダイソン直営店なら1万円以上になる場合があります。
ダイソンの掃除機「DC26」を使用していた、Aさんの下取り例をご紹介します。
Aさんはダイソンの掃除機を6年ほど使用していましたが、だんだんと吸引力が落ち、電源スイッチが入りづらくなったことに悩んでいました。
そこでダイソンお客様相談室に電話したところ、下取りの提案を受けました。v 吸引力の落ちたダイソン「DC26」は2万円で下取りされ、後継機の「DC48」を3万2千円で購入できたそうです。
この他にも、故障したダイソン掃除機「DC12 」が1万5千円で下取りされ、「DS46」を購入したケースがあります。
ダイソン掃除機の下取り買い替えサービスは、お客様相談室に電話をした方を対象としています。
すべての機種が下取りしてもらえるわけではありませんが、一度相談してみる価値はあります。
また、期間限定・ダイソン直営ストア限定で、メーカー・機種問わず10,000円で掃除機を下取りするキャンペーンも行われています。
ルンバの下取りはアイロボットサービスセンターへ
ルンバは家電量販店で下取りしてもらえますが、新品のルンバに買い替えるなら、アイロボットサービスセンターの下取りがお得です。
アイロボットサービスセンターでは、故障したルンバや、サポートを終えたルンバも下取りしています。
下取りによる割引率も高く、一般的な家電量販店よりもお得に新品のルンバを購入できます。
ルンバ570を8年間使用していたBさんは、メーカーのサポート期間終了を機にサービスセンターへ電話しました。
そこでオペレーターから提案されたのが、ルンバの下取り交換サービスです。
下取りに出して購入できるルンバは2種類ありました。
- ・「ルンバ624」は定価5万4千円が3万円台後半(1万6000円引き)
- 「ルンバ885J」は定価9万1千円が4万8千円(4万8000円引き)
考えた末、Bさんは割引額が高く新しい「ルンバ885J」と交換してもらったそうです。
その他にも、故障したルンバ780を下取りに出し、新品のルンバを3万円引きで購入したケースがあります。
下取りで交換できる機種は、提案された2種類から選ぶ必要があるため、必ずしも希望のモデルと交換できるわけではありません
ルンバの下取り交換を希望する方は、アイロボットサービスセンターへ問い合わせてみましょう。
掃除機の梱包方法
下取りや宅配で掃除機を郵送する場合は、自分で掃除機を梱包する必要があります。
郵送中に掃除機が傷ついたり破損したりすることのないよう、梱包は丁寧に行いましょう。
掃除機を購入した際の元箱が手元にあれば、それを利用します。
掃除機の元箱や、手頃な大きさのダンボールが手元にない場合は、下取り業者に頼めば無料でダンボールを送ってくれます。
ダンボールに入れる前に、掃除機を緩衝材(プチプチ)でしっかり包みます。
緩衝材(プチプチ)は、ホームセンターや100円ショップで購入できます。
説明書は濡れないようビニールに入れ、コード類はゴムや結束バンドで束ねます。
ダンボールの中に隙間ができないよう新聞紙やプチプチを詰め、粘着テープでしっかりと封をし発送しましょう。