プリンタ買取の疑問をすべて解決
不要になったプリンタの処分、何がベストの手段なのか困っている人は多いようです。
このページではプリンターの買取についてまとめています。
パソコンであればリサイクル法の適用によってメーカーが引き取ってくれますが、プリンタはこのリサイクル法の適用対象外。
そのため、粗大ゴミとして処分されるのがほどんど。
できれば売りたいと考えながらも、プリンタはなかなか値段がつかない現状を知って諦めている人が大多数のようです。
あなたも、もう古いから、形が特殊だから、目詰まりしているから・・・「プリンタはどうせ買取してもらえない」と諦めますか?
この記事の目次
プリンタの買取相場
中古のプリンタの買取価格の相場は、2,000円~15,000円ほどですが、一般家庭にあるプリンタの場合は1,000円になれば良いほうと言えます。
とはいえ、自宅にあるプリンタの種類や備品は人それぞれ。あきらめるのはまだ早い!
古いプリンターに意外な高値が着いたり、インクだけでも買取してもらえたり、知っていれば得することはたくさんあります。
プリンター買取のポイントをこれから詳しくご紹介します。
あなたのプリンタの特徴を知って、少しの手間でよりお得に買い取ってもらいましょう。
売れるプリンタ、売れないプリンタ
プリンタの買取について、結論を先に書いておくと「諦めずにとにかく見積もりに出してみることが重要」です。
この項目では、どういったタイプのプリンタがより買取査定が高いのか、どれくらいの金額で売れるのかの目安などを紹介していきます。
ですが、当然ながらプリンタの状態によって買取価格は変わってしまいますので、とにかく買取の見積もりに出してみるのが肝要というわけです。
インクジェットとレーザー
プリンタの印刷方式には3つの種類があり、もっとも買い取り額が高値になりやすいのはレーザー方式です。
レーザー方式は印刷頻度の多い人向けで、普通紙OK、印刷スピードも速いため、ビジネスで使用する人に人気です。
音も静かで仕上がりもキレイなため、買取額は高値がつきやすくなります。
インクジェットは印刷頻度の少ない人向けで、インクジェット用の紙への印刷が推奨されています。
年賀状など季節の挨拶のタイミングでしかプリンタを使わないという人の多くはインクジェット式で、実は、印刷枚数が多すぎても少なすぎても故障しやすい性質があります。
半年印刷していないインクジェットは目詰まりしてしまい、目詰まりしたプリンタはガクリと買取価格が下がります。
これだけ聞くとインクジェットはあまり売れなさそうですが、基本的には写真印刷にも向いているため、「買いたい」側の需要も多く、フリマアプリなどに出品しても比較的早くさばけます。
買取価格は高くありませんが、需要が多いので早く買い手がつきやすいということです。
買い手がつきやすいインクジェットはフリマアプリで出品してサクサク処分し、高値買取されやすいレーザー方式は不用品なんでも買取の業者に出すのがオススメです。
レーザー式プリンタの相場、買取価格例
レーザー式プリンタは1万円以上の買取価格になることも少なくありません。
相場としては様々ですが、3,000円~15,000円ほどです。
下記の買取価格は一例です。一般的な買取相場掲載のために一部買取サイト(おいくら)より抜粋しています。
- キヤノン レーザープリンタ(Satera LBP9200C ) ¥27,500
- OKI LEDレーザープリンタ(COREFIDO2 C811dn) ¥12,500
- キヤノンモノクロレーザー プリンタ(Satera LBP3000) ¥1,000
ハガキ・写真・ディスク・ラベル専用プリンタ
引用:CASIO
プリンタには専用タイプというものがありますが、多いのがハガキ専用と写真専用のプリンタです。高値がつきにくいというよりも、プリンタのもとの値段が安いため、どうしても買取価格も安くなります。
新品のハガキ・写真専用プリンタが5000円ほどで購入できるため、中古のはがき専用プリンタの買取額は高くても1000円前後です。
CDやDVDのラベルに印刷できるディスク用プリンタも元値が安いため、1000円前後の買取価格が多くなります。
「テプラ」のように名前シールなどを印刷できるラベル用プリンタは、現在も専用紙が売られていれば買取されますが、専用紙の販売が終わっていれば買取価格はほぼ0円になるでしょう。
専用プリンタは、一度フリマアプリに出品してみるのも手ですが、買い手はつきにくいと思ったほうがよいでしょう。
カラーと白黒
カラープリンタとモノクロ(黒のみ)プリンタでは、一般にはカラーが需要が多く、モノクロはビジネス用に需要が多くなっています。
とはいえ、モノクロ(黒のみ)しか印刷できないという理由で買取価格が低くなることはありません。モノクロ(黒のみ)のプリンタは、ビジネス用のものが多く、スペックが高いものが多いからです。スペック(スキャンやネットワーク機能など)の部分で買取価格が高くなります。
業務用・複合機と単体機
複合機と単体機では、当然複合機のほうが高い買取価格がつけられます。
業務用プリンタは売れないのでは?と心配する人も多くいますが、機能の多い複合機になりますので、業務用でももちろん買取されます。
スキャン、Fax、ネットワーク機能など、売りたいプリンタにどのようなプラスアルファ機能があるかは、プリンタの型番でネット検索して確認すると確実です。
出張買取業者に見積もりに出す際にも、どういった機能があるかは伝えておいたほうが間違いありません。
複合機の相場、買取価格例
業務用のプリンタや複合機は元値が高いこともあり、状態がよければ買取価格も高くなります。相場としては2,000円~15,000円ほどです。
下記の買取価格は一例です。一般的な買取相場掲載のために一部買取サイト(おいくら)より抜粋しています。
- キヤノン 複合機(PIXUS MG5130) ¥1,200
- エプソン A3対応複合機(EP-978A3) ¥6,500
- ブラザー 複合機(MFC-J6980CDW) ¥22,000
- ブラザー 複合機(DCP-J957N) ¥3,500
- キヤノン複合機(PIXUS MG7530) ¥4,000
プリンタ買取の目安は「6年」
プリンタの買取は、当然ですが程度のいいもの、新しいもの、さらには未使用のものほど高値が期待できます。
もっとも使わなくなったプリンタというのは当然中古ですし、古くて痛みの激しいものが多いでしょう。
どうしてもプリンタは消耗品となりますし、メーカーのほうでも公にはしていませんが、印刷限度枚数が設定されており、その寿命は3~5年と言われています。
一般的に中古のプリンタで、本体に買取価格がつく目安は6年です。
それ以上の期間使用している場合は、引き取りが無料になるだけでもラッキーと考えたほうが良いでしょう。
インクがプリンタ買取価格に与える影響
プリンタを買取してもらう際、プリンタの持つ機能に目が行きがちですが、切っても切れない必需品「インク」が、プリンタ買取に大きな影響を与えることがあります。
プリンタ買取とインクの関係、知っておいて損はありません。
互換インクでも買取には影響なし
プリンタのインクには、メーカー純正のものとそうでないものがあります。
エプソンのプリンタにはエプソン製のインク、キヤノンのプリンタにはキヤノンが発売しているインク、これが「純正」のインクです。
互換インク、サードパーティー製インク、非純正インクなどと呼ばれるものは、プリンタメーカーでないところが製造したものです。
互換インクは純正に比べて安いため、プリンタを頻繁に利用する多くの人に使われています。
使用していた際に、純正インクだったか、それとも互換インクだったかは、買取価格にはほぼ影響しません。
インクの入っていないプリンタはジャンク品扱い
インク切れで印刷できない状態のプリンタは買取価格がつきません。
「中古品」ではなく、「ジャンク品」(=ゴミ)として扱われてしまいます。
それは、プリンタが正しく動作して、次に使う人にとってお金を払う価値があるかどうかをチェックする必要があるからです。
インクが入っていなければ動作テストができませんので、査定としても値段をつけられないのです。
「今入っているインクが切れたら売りに出そう」と思っている人は損をする可能性があります。
まだ少しでも印刷出来る状態で、プリンタは買取に出すのが正解です。
噂の「エコタンク」プリンタの買取価格は?
2016年の頭から発売され始めた「エコタンク」方式のプリンタ。
カートリッジ交換方式でなく、ドボドボとタンクにインクを充填し、大量にプリンタを使用する場合にランニングコストが圧倒的に安くなるというのがエコタンク方式です。
エコタンク方式プリンタのこれからの動きが気になるところですが、もしも不要になって買取に出したい場合にはどうなるでしょうか?
これまでのカートリッジ方式のプリンタに比べて、本体時代の価格も高めに設定してありますので、買取価格も高めの値段になることは間違いありませんが、エコタンク方式はおそらく値下がりしにくいプリンタであると予想できます。
これまで、東南アジアなどではこのエコタンク方式のプリンタが当たり前だったという話がありますが、日本ではまだ発売されたばかり。
5年以上使われた中古のエコタンク方式のプリンタが買取市場で出回るようになるのは、まだ数年先でしょう。
ですが、10年以上前に発売された古いプリンタが、インクの容量が多く設定されているという理由で高く買われている事実から考えてみると・・・(「古いプリンタが高値になる可能性」参照)1枚あたりのランニングコストが圧倒的に安くなるエコタンクプリンタは、中古になっても値下がりしにくいと考えられます。
エプソンの発表では、5年の使用なら、月に71枚以上の印刷で同程度の機種よりもランニングコストが安くなって行くそうです。
充填するタイプのため、将来的にインクが手に入らないということも起こりにくいエコタンク方式のプリンタ、買取の目線で見てもお得度は高そうです。
プリンタ買取のお得情報
実際、プリンタ本体だけでは値段がつかないケースも多いです。
それでは、高値の買取は期待できないのかというとそうでもありません。
プリンタがいくら古くて痛みが激しくても、インクの予備が残っている場合、そのインクもまとめて買取されます。
たとえプリンタの査定額がゼロだとしても、インクに査定額がつきます。
そうなると、査定ゼロのプリンタ本体もまとめて引き取ってもらうことができるのです。
壊れたプリンタでも買取が可能
印刷実行をしてもウンともスンとも言わなくなったプリンタや、異音がして止まってしまうなど、壊れたプリンタでも買取してもらえる場合があります。
本体自体が1万円以下の安い価格で買えてしまうプリンタは、なかなか買取価格がつきづらいものですが、ましてやそれが壊れているとなれば買取に出すことは諦める人も多いようです。
だけどそのプリンタ、修理してまた使えるとしたら?
素人では難しい修理も、日々プリンタの修理を行っている買取店ならできることがあります。
プリンタが動かなくても、インクの残量が多いとその点で買取価格に反映される場合もあります。
店頭に運んで買取の見積もりをしてもらう場合、買取不可で処分費用がかかる買取店がありますので注意してください。
プリンタの買取を見積もりに出し、買取価格がつかない場合でも、無料で引き取ってくれるようであればそこにお願いするのがベストです。
インクだけでも買取が可能
プリンタ本体がなく、インクだけがある場合でも買取が可能です。
故障したプリンタの中に入っている、使用中のインクでも残量によっては買取査定に繋がることもあるインク。
もちろん未開封で使用期限内であれば評価が上がります。
プリンタメーカーの純正品なら尚更ですが、非純正(互換)インクでも買取の対象になります。
意外に知らない人が多く、皆さん損しているみたいです。
プリンタを買い換えたら、以前使っていたインクが使えなくなった、ということは多いはず。なんでも買取の見積もりに出してみることが大切ですよ。
古いプリンタが高値買取される可能性
オークションなどで、10年前のインクジェットプリンタに高額の入札がついているのを見てびっくりすることがあります。
これは一体どうしたことでしょうか。
実は、一昔前のプリンタのほうがコスパが良いものが多いのです。
そのカラクリはインクの形状。
中身が見えるように透明になっているインクカートリッジは、現在の中身が確認できないものよりも親切設計と言えます。
さらに、その頃のインクカートリッジのほうがインク容量が大きいのです。
もっとも、気をつけなくてはいけないのが、10年前のプリンタのインクカートリッジがまだ新品で手に入ることが条件になるのは言うまでもありません。
もしも古いタイプのプリンタを売りたい場合は一度見積りをお願いしてみましょう。
もちろん、古いプリンタが無条件に良いというわけではありません。
当然、発売から2年以内などの新しいプリンタのほうがリセールバリューは高いですので、あくまで「可能性に掛ける」売り方ということになります。
プリンタを売る前に
プリンタを買取に出す前に、やっておくべきことはどんなことでしょうか?
プリンタの中のデータを消す
プリンタの中に残されたデータで個人情報が漏洩する?という不安の声がありますが、家庭用プリンタでは神経質になることはありません。
プリンタ本体にフラッシュメモリなどがある場合は、取り出してから買取に出しましょう。
FAX機能などがない限りは、家庭用プリンタの中にはHDD(データを記憶する場所)がありませんので、本体にデータが残ることはまずありません。
電話帳などが記憶されているようなデジタル複合機の場合は、データの初期化、データ消去を行ってから買取に出すようにしましょう。
プリンタの運搬
自分自身でプリンタを運ぶ場合、運搬中にプリンタを壊してしまってはもったいなさすぎます。
自宅に見積もりに来てくれる買取店なら、プロが運び出してくれますが、自分自身で買取店に持っていく場合は下記の点に注意してください。
- インクは外さない
- 電源ボタンを押して正しく電源を切る
(コンセントを抜くなど、正しく電源が切られない場合、インクが正しく収納されず、漏れや乾燥の原因になります) - プリンタのカバーやトレイ部分を持たない
- 水平に運ぶ
- 念のため取扱説明書で運搬の注意をチェックする
使っていなかったプリンタの整備
しばらく使っていなかったプリンタを買取に出す時、心配なのはインクの詰まりです。
「インクの入っていないプリンタはジャンク品扱い」の項目でも書いたとおり、動作テストとして印刷ができなければ、そのプリンタは「ジャンク品」(ゴミ)扱いです。
半年以上使用していなかったプリンタを買取に出す場合には、一度ご自身でテストページ印刷をするようにしましょう。
詰まったインクの直し方
プリンタのインクの詰まりを直すには、いくつか方法があります。
- ヘッドクリーニングを実施する
- 電源を切って、カートリッジを取り出し、ノズル部分にインクを馴染ませてから再度ヘッドクリーニングをする
- プリンタの電源を入れてしばらく待ってから印刷する
プリンタの買取に影響が出ない範囲での直し方は、上記3つです。
インターネットを検索して出てくる、裏技的な直し方は、プリンタを故障させる可能性が高くなります。
実施することで、プリンタの買取価格が逆に下がってしまう可能性もありますので、できる範囲の修理までで見積もりに出すのが安全と言えます。
プリンタの出張買取のポイント
出張買取は、業務用の大きなプリンタでも大判サイズのプリンタでも、運び出してもらえる点が大きなメリットです。
出張買取でプリンタを売る場合に、気をつけたいところはどこでしょうか?
それは、買取不成立でもキャンセル料を取らない出張買取業者に依頼することです。
出張買取の場合は、プリンタ以外のものでも買取できる品物がないか、まとめてなんでも見積もりしてもらうことができますが、
もし、見積価格に納得いかない場合は、売る側から買取を断ることができます。
その時に「出張料」「見積料」「キャンセル料」などという料金を請求しないところが安心です。
出張買取を依頼する際には、買取不成立の場合はどうなるか、売りたいプリンタの相場など、事前に電話で相談しておくのがベストです。。
プリンタの買取価格を上げるためにやっておくポイント
掃除する
プリンタヘッドの清掃はもちろん、見た目も綺麗なほうが高値になりやすいです。
内部のホコリも綺麗に取りましょう。
付属品は揃えておく
付属品が揃ってなくても買取は可能ですが、揃っていれば確実に査定UPになります。
(外箱・説明書・保証書・アダプタ・ケーブル・CD印刷用ディスクトレイ等)
買取タイミング
家庭用のプリンタは年賀状印刷の需要が高まる12月より少し前の10月・11月ごろ、「買取強化」といって買取の査定額が上乗せされるキャンペーンが開催されることがあります。
とはいえ、新しさが価格になるプリンタです。売りたいと思ったときに早く売る、が基本です。
まとめて見積りを依頼する
プリンタ以外にも売れるものがないか、家の中を見回してみましょう。
家電に限らず食器やおもちゃ、雑貨でもなんでもまとめて見積もってもらうと出張の手間も一度になるので、合計の買取金額がUPすることもあります。
プリンタ買取のまとめ
まだ使えるプリンタでも安い値段でしか買取されなかったり、古いプリンタでも意外な値段で買取されたり、プリンタの買取は状態により様々です。
意外に知られていない1番のポイントは「インクが切れていない」こと。
プリンタはできるだけ、印刷ができるうちに買取に出すようにしましょう。
実は3年から5年と意外に寿命が短いプリンタですが、プリンタを活かすも殺すも出張買取の業者次第のところがあります。
もしも故障していても動かなくても、できるだけ綺麗に掃除してあげて、諦めないで買取に出してみましょう。