冷蔵庫リサイクルの方法

リサイクルに出される中古の冷蔵庫
古い冷蔵庫をリサイクル

冷蔵庫は家電リサイクル法に則ってリサイクルしよう

リサイクル
冷蔵庫はリサイクル法の対象です

中古の冷蔵庫をリサイクル品として引き取り処分するにあたって理解しておきたいのが、通称「家電リサイクル法」です。
正式には「特定家庭用機器再商品化法」という、この「家電リサイクル法」は2001年4月1日に施工された法律です。それまで長く問題視されてきた家電の処分法について定められた内容となっています。
実は家電リサイクル法が制定されるまで、家電はその大半を埋め立てによって処分されるという状況に甘んじてきました。

普段、私たちが出す家庭ゴミは市町村が収集・処理してくれますが、ゴミの中には処理が困難な固い物、大きい物も多く含まれています。
この、処理が困難なゴミというのが主に家電です。家庭ゴミと同じようにゴミ処理場で処理できないということは、当時は埋めて捨てるという方法しかありませんでした。

また、ゴミといえども家電には再利用可能な資源が多く含まれていたり、フロンガス等の適正な処理を必要とする物質も様々に含まれています。
そのため、家電リサイクル法は、廃棄物の減量だけでなく、再生資源の利用、廃棄物の適正処理という目的も持っています。地球のため、私たちの子孫のための法律といってもいいですね。

家電リサイクル法で決められているのは、次の4つの家電の処分についてです。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機

これら4家電を捨てる場合、私たちはその家電を購入した小売業者へ引き取り依頼し、必要な料金を支払います。
家電を引き取った小売業者は、さらにそれを指定引取所と呼ばれる場所へ運び、指定引取所から製造業者へ渡って、製造業者がリサイクルを行うことになります。

上記は、一般的な例として小売業者へ冷蔵庫の引き取り依頼する例を挙げています。しかし、必ずしも小売店や、もともとその冷蔵庫を購入した店舗に引き取ってもらわなければいけないわけではありません。
郵便局で料金を払い、住まいの近くの指定引取所に冷蔵庫を自分で持ち込む、自治体の家電リサイクルセンターに依頼するなど、小売業者に引き取り依頼する以外の方法についてはこのページ内の「冷蔵庫リサイクルできる場所」でまとめています。

家電リサイクルの流れ

不要になった冷蔵庫を、誰かに譲ったり売ったりするのではなく、リサイクル品として引き取り処分すると決めたら、まずはその冷蔵庫が家電リサイクル法の対象かどうかを確認しましょう。
一般的な家庭用冷蔵庫や家庭用ワインセラーはリサイクル法の対象ですが、業務用保冷庫や保冷用米びつといった物は対象外になります。
「家庭用」で「冷蔵庫」なら間違いなく家電リサイクルの対象ですが、もしも家電リサイクル法の対象かどうか自分で判断がつかない場合は、家電リサイクル券センターに問い合わせるなどして確認するようにしましょう。
目的の冷蔵庫がリサイクル法の対象であることを確認したら、次は引き取り先としてどこを選ぶのかを決めます。

冷蔵庫リサイクル処分に掛かる費用

冷蔵庫の引き取りに必ず必要になる費用は、冷蔵庫のメーカー・サイズによって決まっている「家電リサイクル料金」です。
それ以外に、量販店などの小売業者に依頼した場合には、小売業者の店舗から指定引取り場所までの収集運搬料が追加されます。

自宅から量販店まで冷蔵庫を運び出すには、また別の料金を払うことになります。
もしも、その量販店で新しい冷蔵庫を買って、部屋まで配送してもらう時は、収集運搬料が割安になります。これは具体的には「下取り」と同様になります。下取りでも家電リサイクル料金は発生するものですが、収集運搬料とは量販店から指定引取場所(冷蔵庫の最終的な引取り場所)までの金額であって、その前の自宅から量販店までの運びだしの料金については条件・状況によってかかる費用が変わります。
つまり、自宅から指定引取場所までの間は、その運搬の方法やどこに頼むかによって料金は変動しますが、指定引取場所から先は料金は変わりません。
指定引取場所から先は、その後の運搬の料金までが家電リサイクル料金に含まれているからです。

冷蔵庫の家電リサイクル料金

ここではあなたの冷蔵庫のリサイクル料金がいくらになるかをチェックします。
あなたの処分したい冷蔵庫が、どこのメーカーで何リットル容量があるものとわかれば「家電リサイクル料金」は決まった額になり、どの引き取り方法でも、必ず同額のリサイクル料金が掛かります。
冷蔵庫の家電リサイクル料金は、次の8種類のいづれかになります。

  • 3,672円
  • 3,888円
  • 4,644円
  • 4,968円
  • 5,092円
  • 5,497円
  • 5,524円
  • 6,037円

多くの例でわかりやすく言うなら、170リットル以下で「それなりに有名なメーカーの冷蔵庫」なら3,672円、「それほど有名じゃないメーカーの冷蔵庫」なら5,092円になります。
171リットル以上の場合は、「それなりに有名なメーカーの冷蔵庫」なら4,644円、「そんなに有名じゃないメーカーの冷蔵庫」なら5,524円になります。
ほとんどの家庭の中古冷蔵庫を引き取りしてもらう場合の家電リサイクル料金が、これに当たるのではないでしょうか。

不要になった冷蔵庫を、誰かに譲ったり売ったりするのではなく、リサイクル品として引き取り処分すると決めたら、まずはその冷蔵庫が家電リサイクル法の対象かどうかを確認しましょう。
一般的な家庭用冷蔵庫や家庭用ワインセラーはリサイクル法の対象ですが、業務用保冷庫や保冷用米びつといった物は対象外になります。
「家庭用」で「冷蔵庫」なら間違いなく家電リサイクルの対象ですが、もしも家電リサイクル法の対象かどうか自分で判断がつかない場合は、家電リサイクル券センターに問い合わせるなどして確認するようにしましょう。
目的の冷蔵庫がリサイクル法の対象であることを確認したら、次は引き取り先としてどこを選ぶのかを決めます。

冷蔵庫の容量の確認方法

中古冷蔵庫の内扉のラベル
中古冷蔵庫を買取に出す前に、見るべきラベル

冷蔵庫をリサイクルするとき、「冷蔵庫の容量」を把握しておくことが大切です。
冷蔵庫を家電リサイクルに出す場合は容量が170Lより大きいか以下かでリサイクル料が変わります。誰かに売るにしても、リットル数の表記は必要です。
しかし、どこを見れば冷蔵庫の容量が分かるのか、知らない方も多いようです。
冷蔵庫内部にあるシールに記載されています。冷蔵庫の上段の扉の内側に貼ってあることが多いです。
シールにはその冷蔵庫の名称や寸法、消費電力等が記載されていますが、その中の「全定格内容積」というのがリサイクルに必要な情報です。
全定格内容積が170Lより大きければ大区分、170L以下で小区分という扱いになり、それぞれでリサイクル料が変わります。

ただ、古い冷蔵庫の場合は、シールが剥がれてしまっていてメーカーや容量が分からないこともあるかもしれません。
メーカーに関しては、シールが剥がれていても必ず冷蔵庫本体にロゴが入っていますので、そのロゴを元にメーカーを調べることができます。
そして容量に関しては、メジャーなどで冷蔵庫本体の高さ・幅・奥行きを測っておおよその容量を計算してみましょう。
1000立方cmで1Lの計算になりますので、例として高さ165cm・幅49cm・奥行き53cmの冷蔵庫の場合は428,505立方cm=約428Lとなります。
計算の際は、冷蔵庫の厚み分を差し引いた数字を使うように気をつけてください。
メーカーと大体の容量が分かればリサイクル品としての処分は可能ですので、シールが剥がれていても諦める必要はありません。

冷蔵庫のリサイクル料金「大小区分なし」とは

リサイクル料を調べていると「大小区分なし」というのを見かけることがあります。
大小の区分というのは、冷蔵庫の容量が170Lという基準より大きいか小さいかを示していますが、この区分がないというのは容量に関係なくリサイクル料が一定であることを示しています。
どんな冷蔵庫にも容量があるのは当たり前なのに、意味がわからないと思われるかも知れません。
ですが、実はこれにはリサイクルを行う製造業者が大きく関係しています。
処分に出した冷蔵庫は、小売業者や市町村、あるいは個人の持ち込みで指定引取所へ集められた後、製造業者や輸入業者の元へと運ばれます。
その製造業者が、再利用可能な部品を新しい製品に役立てたり、処分に必要な処理をしたりしています。
この製造業者ごとにリサイクル料は決められているのですが、業者によって容量ごとに細かく分けてリサイクルしたい業者もあれば、容量には関係なくリサイクルを行いたい業者も存在します。
そのため、容量に関係なくリサイクルを行いたい業者の冷蔵庫であれば、それが170Lを超えていてもいなくても大小区分なしとして一定料金で処分に出すことになるのです。

冷蔵庫のリサイクルが出来る場所

購入店でリサイクル

家電量販店
中古冷蔵庫の引き取りは、冷蔵庫のあるどこの小売店でもOK

そのお店で買った冷蔵庫じゃないと、引き取りの値段が高くなるんじゃないか?と勘違いしている人が少なくありませんが、それは間違いです。
中古冷蔵庫の引き取りは、冷蔵庫を売っている小売店であればどのお店にでも依頼できます。
もともと冷蔵庫を購入したお店がどこだったかを思い出して、わざわざそのお店に引き取りを依頼する・・・という手段を取る必要はありません。
例えば、ヨドバシカメラで買った冷蔵庫だとしてもビックカメラで引き取ってもらえるということです。

なぜなら、基本的にほとんどの量販店で「どのお店で購入した冷蔵庫か」では収集運搬料に影響がないからです。
A店で買った冷蔵庫でも、B店で買った冷蔵庫でも、A店はA店が決めた収集運搬料がかかり、B店はB店が決めた収集運搬料がかかります。

国内の家電量販店、13社に確認したところによると、そのお店で購入した冷蔵庫のみを対象としているのは通販のジャパネットたかたのみでした。
調査を行った家電量販店:エディオン、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ、ジョージン、ヤマダ電機、ラオックス、マツヤデンキ、ベスト電器、ケーズデンキ、カメラのキタムラ、ジャパネットたかた

ネットショップでは冷蔵庫の回収のみを受けていません。実店舗なら、もともと購入したお店でなくても収集運搬料は同じです。

なので、もともとどこで買った冷蔵庫だったかを考える必要はなく、行きやすい、または収集運搬料が安い量販店に依頼するのが良い、ということです。
ただし、同じタイミングで新しい冷蔵庫を買うという場合は、「新しい冷蔵庫を購入する店」に引き取りを依頼すれば、ほとんどどの家電量販店で収集運搬料が安くなります。
中古の冷蔵庫を引き取り処分するのと同じタイミングで、新しい冷蔵庫を購入する場合については「冷蔵庫の下取り」で詳しく解説しています。
新しく冷蔵庫を購入せずに、引き取りだけを依頼する場合の料金については、このページ内の「近くの量販店でリサイクル」で詳しく解説しています。

エディオンとジョーシンだけは、過去に買い物をしていたり、会員かどうかで持ち込みの場合の値段が変わることがありますが、基本的に、家電量販店に依頼して自宅に冷蔵庫を引き取りに来てもらう場合は、「引き取りして欲しい冷蔵庫がそのお店で買ったものか」ではなく、「新しい冷蔵庫を購入して配送を依頼するか」で収集運搬料が変わります。

新しく冷蔵庫は買わない・冷蔵庫の引き取り回収のみでの収集運搬料を比較すると、安いのはエディオン、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ電気です。詳しくは次の「近くの量販店でリサイクル」に掲載した、各家電量販店の冷蔵庫収集運搬料の一覧を参考にしてください。

近所の小売店(家電量販店など)に連絡し、引き取りに来てもらう当日に、その場でリサイクル料+収集運搬料を現金で支払います。
また、業者が家電リサイクル券を用意してくれますので、業者の指示に従ってその場で必要事項を記入しましょう。
家電リサイクル券とは、氏名等の基本事項をはじめ、どういった家電をいくらで引き取りしてもらったかが記載される物です。
これは複写式の用紙で控えをもらえるため、控えを元にリサイクルに出した冷蔵庫の現在の状況を確認することも可能です。

近くの量販店でリサイクル

小売店に冷蔵庫の引き取りを依頼する場合の、収集運搬料の一覧です。
国内の主な電気量販店について、玄関(1階)から運び出してもらうための金額を調査しました。

<中古冷蔵庫の回収のみの収集運搬料>

  • エディオン 2,160円
  • ヨドバシカメラ2,700円
  • ビックカメラ2,700円
  • コジマ2,700円
  • ジョージン3,240円(エリア外+2500円、屋内から搬出+540円、300リットル以上は追加料金あり)
  • ヤマダ電機3,780円
  • ラオックス3,780円
  • マツヤデンキ3,780円
  • ベスト電器3,780円
  • ケーズデンキ4,320円
  • ジャパネットたかた(299リットル以下)4,860円
  • ジャパネットたかた(300~399リットル)5,400円
  • ノジマ(170リットル以下)5,400円
  • ジャパネットたかた(400~499リットル)5,940円
  • ジャパネットたかた(500リットル以上)6,480円
  • ノジマ(171リットル以上)7,020円
  • カメラのキタムラ9,240円

冷蔵庫の引き取りにかかる費用、「冷蔵庫の家電リサイクル料金」に加えてこの収集運搬料ということになります。
冷蔵庫の家電リサイクル料金は、小売店によって左右されませんので、この収集運搬料が安いところが一番安く引き取りしてもらえることになります。

回収のみで、冷蔵庫の収集運搬料がもっとも安いのはエディオンでした。
エディオンが近所にない、エリア外という場合はヨドバシ・ビック・コジマの収集運搬料が並列です。
近所にいくつかの家電量販店があるという方は、安いところを選ぶのがおすすめです。
ちなみに、店舗に持ち込みで安くなる家電量販店があります。

  • エディオン(過去に購入がある場合で、持ち込み)1,080円
  • ジョージン(会員が持ち込み)2,160円

ですが、家電量販店に持ち込めるなら、指定引取場所まで持って行ってしまえば、収集運搬料自体が不要になります。自力での持ち込みが可能なのであれば、中古冷蔵庫は指定引取場所まで自分で運搬してしまいましょう。

指定引取場所へ持ち込んでリサイクル

中古冷蔵庫
自分で持ち込めば費用が安く済む

家電リサイクル法にのっとって冷蔵庫を処分する方法の中で、もっとも費用をかけないようするには、自分自身で冷蔵庫を運び「指定引取場所」に持ち込むことです。
冷蔵庫を載せられるサイズの車が用意できること、冷蔵庫を車に載せられる人力(男性2人いれば可能)があることが必須の条件です。

小売店で支払う「収集運搬料」は、指定引取場所までの運搬手数料ですので、自分で運べばこの「収集運搬料」がまるごと不要になり、冷蔵庫の「家電リサイクル料金」のみで済みます。
指定引取場所へ冷蔵庫を持ち込んで引き取りしてもらう場合は、事前に郵便局へ行き、「家電リサイクル料金」を支払って「リサイクル券」を購入することになります。
冷蔵庫のメーカー、容量などによってリサイクルにかかる料金が変わりますので、振込の前に家電リサイクル券センターのホームページで金額を確認します。
金額の目安はこのページの「冷蔵庫の家電リサイクル料金」に掲載しています。

また、冷蔵庫1台につき1件として扱われるため、複数台の冷蔵庫をまとめて処分に出す場合は、その台数分の振込手数料がかかることも覚えておいてください。
振込はATMでも窓口でも可能ですが、振込にかかる手数料が違い、窓口が130円に対してATMは80円です。
ATMで支払いをしてもその後窓口に行く必要があるため、手数料を抑えたい場合はATMと窓口が併設された郵便局を選びましょう。
郵便局内には家電リサイクル券が備え付けられており、券は数枚綴りになっています。
1枚目の表紙をちぎると2枚目が払込票になっていますので、リサイクルに出す冷蔵庫の製造者名コード、品目コード、リサイクル料金(税込)、住所、氏名、電話番号を記入します。
製造者名コードや品目コードは、リサイクル券自体に表が印字されていますので、その表で調べることができます。

リサイクル券への記入が終わったら、冷蔵庫の家電リサイクル料の支払いを行います。
窓口で振込する場合は、払込票を持って窓口に行きます。
ATMで振込する場合は、払込票の一番右端の「振替払込受付証明書」を切り離してからATMへ入れて支払いをします。
するとATMからご利用明細票(振替受付票)が出てきますので、先程切り離しておいた振替払込受付証明書と一緒に窓口へ持って行きます。

窓口で振替払込受付証明書に日付印を押して返してもらえますので、それを家電リサイクル券の所定欄に貼り付けます。
この貼付欄の横にも、冷蔵庫の製造者名コード、品目コード、リサイクル料金(税込)、氏名、電話番号を記入する欄がありますので、払込票同様に記入します。
あとはこのリサイクル券と冷蔵庫を自分で指定引取所まで運び、係員の指示に従って引き渡します。
指定引取所でリサイクル券の控えをもらえますので、控えを元に冷蔵庫の現在のリサイクル状況を確認することも可能です。

市町村に問い合わせる(家電リサイクル受付センターに申し込む)

冷蔵庫の引き取りを市町村への相談
冷蔵庫の引き取りを市町村への相談

もしも、近所に小売店がなく、冷蔵庫の収集のエリア外である場合は、一度現在お住まいの市町村に指示を仰ぎましょう。
各市町村のホームページにて、電話相談用の連絡先や自治体のリサイクル受付センターについての情報が掲載されています。

冷蔵庫の処分の値段や、比較的安い業者についても、正当な許可があるかなどについてあれこれ悩んでしまった場合でも、「この方法が良いのでは?」と相談に乗ってもらますので、特に高齢者にとっては有難いことかもしれません。

地域によっては小売業者の代わりに市町村で引き取りしてくれたり、引き取りに来られる小売業者を紹介してくれることもあります。
自分で指定引取場所への持ち込みを勧められることもあるかもしれません。
市町村が冷蔵庫の処分についてどのような対応を行っているかは市町村ごとに異なり、下記ような対応があります。

  • 市役所が収集運搬を請け負ってくれる
  • 家電リサイクル受付センターが収集運搬を請け負ってくれる
  • 一般廃棄物(ごみ)収集運搬業許可を有している業者を紹介される
  • 地域の小売業者(家電量販店)を紹介される

自治体が冷蔵庫を引き取りに来てくれる場合は、小売業者の冷蔵庫引き取りとは違い、引き取りの場でお金を払うのではなく郵便局振込方式になる場合が多かったり、リサイクル券と家電を同時に引き渡す所とそうでない所があったり、自治体ごとで細かいルールが異なっていますので、自治体の指示に従うようにしましょう。

主な都市の対応については次の「各市町村の冷蔵庫リサイクルの対応」にまとめました。

各市町村の冷蔵庫リサイクルの対応

市町村が直接、冷蔵庫を引き取りに来てくれたらありがたいですが、市町村イコール最安値ということではありません。
市町村に「収集運搬料」を支払う必要があります。その値段は市町村によって様々です。
また、日本の主要都市の冷蔵庫リサイクルの対応についてまとめましたが、許可業者を紹介する対応を行っている行政が多いようです。
事前に、小売業者(家電量販店)の収集運搬料を把握しておくと、紹介された許可業者の金額が安いか高いか判断できます。

主な都市の対応については次の「各市町村の冷蔵庫リサイクルの対応」にまとめました。

東京23区

東京は「東京方式」と呼ばれています。家電リサイクル受付センターが収集運搬を行ってくれます。
(外部リンク)http://23kaden.tokyokankyo.or.jp/(S(3woeurcsbkxsbdd0labjrnv0))/contents/top.aspx
中古冷蔵庫の収集運搬料は税込3,100円です。

大阪市

以前は「大阪方式」がありましたが、現在は大阪市は収集運搬を行っていません。
区ごとの許可業者を紹介してくれます。
(外部リンク)http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000369358.html

横浜市

横浜市では回収していないため、「横浜家電リサイクル推進協議会」に依頼することになります。
(外部リンク)http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/sub-shimin/dashikata/das9.html
収集作業員に冷蔵庫回収と同時に現金で支払うことになり、家電リサイクル券を事前に購入する必要がありません。

名古屋市

名古屋市内、名古屋市近郊の許可業者を紹介してくれます。
(外部リンク)http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000009625.html

札幌市

「家電回収協力店」として、市内の小売業者を紹介してくれます。
(外部リンク)http://www.city.sapporo.jp/seiso/gomi/kaden_1411/

福岡市

市内の小売業者(ベスト電器)を紹介してくれます。
(外部リンク)http://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/jigyokeigomi/qa/FAQ2295.html

神戸市

「引取協力店」として、市内の小売業者を紹介してくれます。
(外部リンク)http://www.city.kobe.lg.jp/life/recycle/waketon/shiraberu/index_04.html

収集運搬を行ってくれる市役所

草津市(収集運搬料5,500円)、野洲市(収集運搬料4,800円)、河内長野市(収集運搬料2,700円)など。
※記載している収集運搬料はいづれも冷蔵庫の収集運搬料です(テレビや洗濯機などはまた金額が違います)。
自分の住んでいるところが、直接収集運搬を行ってくれるのはありがたいことですが、市町村によって値段も様々です。支払いの方法もそれぞれ定められていて、その場で払うのか事前振込なのか、違いがありますので、市町村に確認するようにしましょう。

冷蔵庫の家電リサイクル券の書き方

家電リサイクル券には2つの種類があります。
冷蔵庫を家電量販店に引き取ってもらうのか、自分で指定引取場所へ持ち込むのかで、その種類・入手方法が異なります。
それぞれ、冷蔵庫を家電量販店に引き取ってもらう場合を「料金販売店回収方式」自分で指定場所へ持ち込む場合を「料金郵便局振込方式」と呼びます。
両方の場合の家電リサイクル券の入手方法と書き方について説明しますので、参考にしてみてください。

なお、どちらの場合でも家電リサイクル券を記入する際に書き間違いをしてしまった場合は、訂正せずに新しい家電リサイクル券に記入し直しましょう
家電リサイクル券は、それを使用することで冷蔵庫のリサイクル料金の請求が行えるという点で、金券的な機能をもっています。
そのため、訂正印などを使用しても訂正は認められず、必ず新しい家電リサイクル券に書き直す必要があります。
書き損じで使えなくなった家電リサイクル券は、家電リサイクル券センターに返送するように決められています。
もし冷蔵庫のリサイクル料金の支払い後に記入誤りが発覚した場合は、もう一度正しい内容で手続きし直す必要があります。
誤った内容で支払った金額は返金してもらえますので、誤り分の家電リサイクル券を手元においた状態で家電リサイクル券センター(0120-319640)に連絡しましょう。
この返金手続きには手間もかかりますので、合っているか不安がある場合は家電リサイクル券センターに電話して確認するようにしましょう。

料金販売店回収方式

家電量販店に引き取りをお願いして冷蔵庫を処分する場合は、その量販店が家電リサイクル券を用意してくれます。
家電リサイクル券は冷蔵庫の引き取りと同時に発券されますので、引き取りの場で量販店の業者の指示に従って記入しましょう
料金販売店回収方式の家電リサイクル券(グリーン券)は、以下の5枚綴りになっています。

1枚目:小売業者控兼受領書
2枚目:小売業者回付
3枚目:指定引取場所控
4枚目:排出者控
5枚目:現品貼付用

これらの用紙は複写式になっているため、5枚重なった状態で一番上の小売業者控兼受領書のみ記入します。

基本的には引き取り業者がほとんどの項目を記入してくれます。
自分で記入するのは排出者欄の氏名と電話番号のみで、ほかの項目は引き取り業者と一緒に確認しながら埋めていくようにすると間違いがないでしょう。

  • 【排出者】あなたの氏名と電話番号を記入します。
  • 【小売業者:交付日(引取日)、名称、住所、電話番号】引き取り業者が記入してくれます。
  • 【品目・料金区分】引き取り業者が記入してくれます。

冷蔵庫の行と、区分なし・小・大の列が交わる枠にチェックを入れるようになっています。
冷蔵庫の容量が170L以下が小、171L以上が大、容量にかかわらない場合が区分なしになります。
あらかじめ自分で冷蔵庫の容量を確認しておくと、引き取り業者と一緒に再確認しながら進められるため確実です。

  • 【製造業者等名】引き取り業者が記入してくれます。

処分したい冷蔵庫のメーカーに応じて枠内にチェックを入れるようになっています。
印字されている以外のメーカーの場合は、空欄に記入することになります。
メーカーの正式名称及びコードは、家電リサイクル券センターのホームページで調べられますので、こちらもあらかじめ自分で確認しておくと、業者と一緒に再確認しながら進められるため確実です。

  • 【収集運搬業者】引き取り業者が記入してくれます。
  • 【再商品化等料金、収集・運搬料金、消費税、合計】引き取り業者が記入してくれます。

この再商品化等料金というのは家電リサイクル料金のことです。
こちらもあらかじめ家電リサイクル券センターのホームページで冷蔵庫のリサイクル料金を確認しておくと、必要な金額を前もって把握しておくことができます。

記入が終わったら、冷蔵庫と一緒に家電リサイクル券を引き取り業者へ渡し、料金を支払います。
支払い後、引き取り業者から4枚目の排出者控を返却してもらえます。
この排出者控に印字されているお問い合わせ管理番号をもとに、家電リサイクル券センターのホームページで冷蔵庫の現在のリサイクル状況を確認することができます。
冷蔵庫のリサイクル状況を確認し終えたら、排出者控は破棄してしまっても構わないでしょう。

料金郵便局振込方式

冷蔵庫を自分で指定引取場所へ持ち込む場合は、郵便局で家電リサイクル券を入手します
郵便局でスムーズに家電リサイクル券を記入できるよう、あらかじめ冷蔵庫のメーカーと容量を調べておき、そのメモを持って郵便局に行くと良いでしょう。
料金郵便局振込方式の家電リサイクル券(郵便局券)は、リサイクル料金を支払うための振込用紙とリサイクル券が合体した形をしており、以下の7枚綴りになっています。
このリサイクル券は、振込用紙で支払いをしたあと振込証明書をリサイクル券に貼りつけることで、はじめて効力を発揮します。

1枚目:表紙
2枚目:払込取扱票
3枚目:家電リサイクル券
4枚目:小売業者等控兼受領書
5枚目:小売業者等回付
6枚目:指定引取場所控
7枚目:現品貼付用

まず表紙を切り離し、2枚目以降の6枚綴りの状態で払込取扱票を記入します。
この払込取扱票は、払込取扱票・振替払込請求兼受領証・振替払込受付証明書の3つが切り取り線で1枚につながった形になっています。

<払込取扱票>

  • 【金額】郵便局に『リサイクル料金表(合本)』が設置されていますので、冷蔵庫のメーカー・容量と照らし合わせて、リサイクル料金を記入します。
  • 【製造業者等名コード(3桁)、品目・料金区分コード(2桁)】郵便局に『リサイクル料金表(合本)』が設置されていますので、冷蔵庫のメーカー・容量と照らし合わせて、コードを記入します。
  • 【ご依頼人:おところ、おなまえ、電話番号】あなたの住所、氏名、電話番号を記入します。

<振替払込請求兼受領証>

  • 【金額】<払込取扱票>に記入した金額と同じ金額を記入します。
  • 【ご依頼人】あなたの氏名を記入します。

<振替払込受付証明書>

  • 【振込金額(再商品化等料金)】<払込取扱票>に記入した金額と同じ金額を記入します。
  • 【ご依頼人:おところ、おなまえ】あなたの住所、氏名を記入します。

次に3枚目の家電リサイクル券以降を5枚複写の状態で記入します。

  • 【自治体、小売業者等】空欄のままにしておきます。
  • 【製造業者等名コード】左に印字されている「コード:製造業者等名」を見ながら記入します。
  • 【品目料金区分コード】下に印字されている「※品目・料金区分コード」を見ながら記入します。

欄内に該当するコードがない場合は、郵便局に『リサイクル料金表(合本)』が設置されていますので、それを見て記入します。

  • 【排出者】あなたの氏名、電話番号を記入します。

記入が終わったら2枚目(払込取扱票)を使って支払いをします。
支払いは郵便局の窓口でもATMでもきますが、払込手数料はATMの方が安いです(窓口:130円、ATM:80円)。

窓口支払いする場合は、払込取扱票とリサイクル料金、振込手数料の合計金額を窓口に提出します。
すると、振替振込受付証明書に押印されたものが返却されます。

ATM支払いする場合は、あらかじめ振替振込受付証明書の部分を切り離した上で支払いし、ATMから出てくるご利用明細票(振込受付票)と一緒に窓口へ持っていきます。
すると、提出した振替振込受付証明書に押印されて返却されます。

この押印済の振替振込受付証明書は、家電リサイクル券の指定位置のシートをはがして貼り付けます。

冷蔵庫の家電リサイクル券の貼り付け場所

家電リサイクル券の準備ができたら、それを複数枚の用紙が重なった状態のまま冷蔵庫に貼り付けます。
このとき、家電リサイクル券は冷蔵庫の正面に向かって右側面の上部に貼り付けます
券の貼り付け場所は家電リサイクル券センターによって指定されているため、間違って違う場所に貼らないように注意しましょう。

リサイクル以外の中古冷蔵庫の処分方法

冷蔵庫を処分したい場合、「家電リサイクル法」に則って捨てる以外の方法はないのでしょうか?

冷蔵庫を買取に出したり、新しい冷蔵庫を購入する際に下取りに出すなどの方法があり、詳しくは「冷蔵庫の買取&下取りガイド」で解説しています。

冷蔵庫の買取&下取りガイド

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